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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

タイイングマシーンの棒のラバーゴム交換

2017年11月08日

昨日はタイイングマシーンの使い方を教えるというところ。自分がタイイングマシーンを使う分には、どうでもよいけれど、慣れない人がつかうとなると。使いやすいように準備作業が必要で、タイイングマシーンの糸を押さえるラバーゴムを変える作業を数時間かけて行う。タイイングマシーン本体が問題なくても、糸を押さえる4本の棒のゴムが経年劣化して硬くなっていると糸をしっかりとホールドできず、糸が緩んでサクサクと作業が進まないことがありえる。

作業というのは自分の作業が正しくても使う道具の扱い方が駄目では駄目で、そのあたり分かっている人でないと全体のバランスも取れずにになってしまうので、分かっていくことが仕事としては大事。タイイングマシーンのラバーゴムも、1台4本、8本分でタイイングマシーン2台分買うのに15000円くらいかかるけど、それ以上にそのゴムを交換する作業が苦痛であるのも仕事のうちとして経験がの世界。

そういう仕事をどれだけ当たり前に仕事して流せるか、それが継続してできるのがほかの人にできない私の強みだったりする。私自身なれているかというよりも、なれなんて必要なくてやるかやらないかだけのことと割り切っているので、慣れとかいつかできるみたいな憧れみたいなことは職業体験の子供の世界。目の前のこと慣れてなくてもこなして行けば素人でもやらない講釈ばかりの熟練者よりもよい仕事ができる。

ラバーゴムを替えたタイイングマシーン、今までとは違う糸を確実にホールドして、カチカチと音を立ててキビキビとした動き。苦労してラバーゴムを替える意味もあるのが分かる結果。ほんとそうで、何十年の現場というのは新しい現場とは違って、より厳しい目をもっていろんなことを見据えていかないと難しい一例。何十年前に、一台自動車が買える値段のタイイングマシーンを新品で買ってスムーズな作業をしていたとしても、それが何十年も経てばタイイングマシーン本体も古くなるが、本体だけでなくゴムなどの消耗品も交換が必要。消耗品を買うはよいけど交換作業をする覚悟があるのかないのか、その程度が当たり前でなければタイイングマシーンをもっていてもまともな仕事を続けてゆくこともできない。

糸を繋ぐのは糸をつなぐ専門の人の仕事とか、整経は整経屋さんの仕事とか、検査や修正は専門家がとか、自分がやってみればわかることも多いし、プロよりも自分が上手に出来ることも多い。収縮物性なんて、自分で生地を洗えば分かることで、さらには、加工工場が難しいという収縮の問題すらも、収縮の問題が問題であってが何が問題なのかも分かることも多い。素人の人が使えば問題がない生地でも量産の世界では現場のまさに素人が扱うので問題になることが多い。その現場の素人に合わせて生地をつくるとなると安全な生地しかできなく、プロの匠の技を素人中の素人のために用意することに力を注ぐ必要があるのが今の品質検査の問題の一つ。

神戸製鋼の問題があったけど、JISの規格なんてものの強度は最低ラインとして定めているようなものではないか産業用のものは何十年ともたないとならない。タイイングマシーンも昭和51年に導入したのだが、1976年ということになる。41歳の精密な機械。シャトル織機にしても、シャトルに使われる木が丈夫なのは30年も掛かって乾燥させるからみたいな話。日本のものづくりを世界の画一的なところに落とし込んでいけば、日本のものづくりは薄れるだけで、考え方一つから世界のほかの国のひとと違うのが分かる程度でないと、特別な世界は維持してゆけないであろう。

実は日本人よりも海外の人のほうがものづくりに熱心になってしまっているんじゃないのかと思うことが多い、着物の世界も日本人は飽きてしまっていて海外の人のほうが着物の世界のものづくりに憧れる。布にしても同じで、日本の布の世界というのはすごくハイレベルだったのにどんどんと出来なくなってしまう。一つには、行政による規制などが軒並みなものが多くて普通のものしか作れないところに落とし込まれてゆく流れ。

私自身は自動運転車に関して反対なのは、日本では、バックするときにカーナビの画像を信じることも許されず目視確認義務があるのに手放し運転を推奨する流れは一貫性がなさ過ぎる。アメリカだと人の命というのは、戦争もそうだけど軍人が亡くなるような悲劇も本人の意思で納得しているから済む話。20ドルも払えば1日で運転免許が取れるアメリカと、30万円40万円コースの教習所が当たり前の日本の違い。20ドルも払えば1日で運転免許の世界が自動運転の発想なんだと思える。アメリカだと小学生が車運転するのが夢の世界だろうが日本だとそんなんは許さない土壌があるだろう。


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