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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

京都北山

2018年08月07日

今日は、京都に納品で、北山の三谷さんの会社に。そのあと、久しぶりに高校時代に住んでいた京都の岩倉を訪れた。変わったといってもそれなりに昔の面影で、みどろが池もまだ不気味なままあったし。修学院のあたりは叡電の踏切など、高校時代に何で街中を電車が走っているのみたいな風景に驚いたことが蘇ってくる。京都はやっぱりすべてが小ぶりで、一人の人が占有できるスペースも限られていて織物の生産なんかは街中ではもう無理な話だろう。その点、林与は田舎に住んでいながら、仕事では自由度も高いので恵まれているなあと思う。京都は学生時代に京都に7年住んでいたので懐かしさはあっても憧れはない。

京都で使われていた麻織物というのは近江上布だったといわれている。日本の金看板の京都の夏の着物が近江の織物であったという一面、一方で、日本の麻織物の本場、近江湖東地域で織られる麻織物というのは本当に限られてしまっていて、林与にしても小さな会社なのでつくれる量も限られている。日本の麻織物の歴史をつくってきた本場でやっているのだから、自分的には、日本の麻織物業界の中で、経験面などでは林与は一番恵まれている立場だろうと思うし、自分自身の力で新しいものを生み出してゆける環境も持っている。

帰りは、途中越えのルートで滋賀に戻る。琵琶湖大橋手前で眠くなりすぎて駐車場で3時間ほど仮眠、あったかな一日で、平日なのに行楽気分。外に出て太陽に当たることが少ないから。そのあと琵琶湖の湖岸を走って、戻るともう夜。一仕事終わった状況で、今日はゆっくりと休み、明日からの仕事に備える。


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