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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

仮想通貨と裸の王様

2018年08月20日

仮想通貨というのはすごく話題になるけども実際に取引されて相場を決定している量というのはそれほどでもない。希少性が高いから高値で取引されているということだろう。昔、テレホンカードが出た頃に希少価値から高値で取引されたりしたのと似ている。いつの時代にもそういう流行のものはある。本当に通貨として価値があるなら、流動性が高くないといけないのだが、たとえば、自分がいくらの値段で売りたいと思っても、それに応じる相手がいないと、現在相場がいくらだといわれても実際には、自分の仮想通貨は使えないのである。

これは、日本で円が通貨としての流動性がありものの値段も円建てで一定だが。日本でドルは通貨としては流動性が低い、また為替の影響でドル建だとものの値段は変わってしまう。日本でもこの商品は100仮想通貨で買えますとかなら、仮想通貨が通貨としての流動性は高いだろう。けど、仮想通貨というのはゲームセンターのメダルのようなものをゲームセンター外で取引するようなものだ。ゲームをする人にとってはそれでゲームができるので価値があるけども、ゲームをしない人にとっては価値がないものである。

まあ、布の世界で言うと、何もきていない裸の王様が、見える人には見える布だと高い価値を感じるのに似ているだろう。価値をあると感じるのか感じないのかは、実態のないもので、人の考えが価値があるないを決定する。


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