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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

ボーインク737MAXと自動運転

2019年04月08日

世界最先端の技術を集めた最新の飛行機が2機墜落。ボーイング社が墜落防止装置に問題があったことを認めたようだが、同じ飛行機自体の生産も続け、FAAも肩を持って、購入者側の航空会社にボーインクの注意喚起を遵守しなさいというようなハシタなさ。

墜落防止装置も2重に掛かったロックを外せば、外せる形だったけども、マニュアルにも装置自体についての記述がなく、そういう装置が墜落事故につながるという危機意識がボーイング社になかったという、原発は爆発しない爆発しても制御できるという楽観的な発想。

自動運転車やETCも同じ感覚だろう。死亡事故が多発するという問題を無視して営利に走ってしまっている。私は運転車が死亡事故を起こすのと同じ問題で責任も同じくらいにあると考えるが、国会議員や国の役人にしても死んでもどうでもよい命というカテゴリーをつくっているのだろう。自分たちは責任がないと逃げるだけで、死者が出たり被害が広がるのである。

たとえば、モサントのラウンドアップを2L飲んでも平気だという科学者。実際に自分が飲めといわれると自分は馬鹿じゃないと飲まない。他の人間の命すらをなんとも思っていない輩が、安全を謳う広告塔になるのである。その科学者のように信じた馬鹿を騙す世界があるのである。

737MAXの製造を中止する措置も取れず、同じ飛行機を今後も飛ばし続けないといけないのは、ボーイング社の体質で、FAAの体質だろう。人の命よりも飛行機会社の利益が優先されるのである。もちろん、ボーイング社とFAAは密接な関係があり、今回の2度の問題でも、2度目の事故はFAAの安全意識の低さそのものと考えても良い。

自動運転車にしても同じ問題がある。国と自動車メーカーは密接な関係で天下りも多い。無車検車の問題にしても、一般のものは車検でも遵守が義務付けられているのに、メーカーが無資格者に適当にやらせていた犯罪そのものである。自動車会社を廃業させてもよいくらいだろうし、事故が起こったときに無車検車だとどういう扱いになるのか、国も即時の車検でなく車検時に対応という車検を見逃す対応。国の車検制度が役人の権益と自動車メーカーの利益を確保するために存在する、そもそもその程度のもので情けない話なのである。実際には車検後に事故や問題が多いのも事実で、まともに走っている車を触れば問題は逆に起こりやすいのである。

今回の飛行機事故でも整備されているという想定があったから、パイロットも地上走行中にセンサーの異常が出ているのに警告を無視して離陸。しかも新型の飛行機のセンサーで、そんなものの左右の角度がずれる問題が続いて、角度がずれたときに大きなほうを優先するというやばさ。墜落事故が起こっても当たり前の墜落防止システムだったのである。これも自動運転車に起こりえないことではない。安全装置が正しく動けば安全装置、だが、万が一正しく動かなければ命を奪うほどの危険装置であるとういうことも、タカタのエアバックの問題でも同じこと。今回のボーイングの問題はタカタの問題どころの問題ではない。ボーイングというよりFAAの体質の問題だろう。同じ問題が日本の国土交通省にもいえる問題で、自動運転車の自動車の欠陥もたくさん人が死なないと国も改善には動かないだろう。


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