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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

低燃費に関する問題

2019年04月09日

ボーイング737MAX8の問題は、MCASというシステムにあると結論付けられているが、その前提として、燃費を優先した設計で、1回に15%ほどの燃費を節約できるという売りにあるのではないかと思う。急上昇旋廻時によりGに耐え難くなって、そのため、失速墜落するのを防ぐためにMCASというものが取り付けられたようで、低燃費というか、利益を優先した設計が安全を犠牲にしたのではないかと思う。

設計自体がパワー不足で急上昇旋廻の場合失速して落ちる危険性を伴なう想定の機体。利益優先主義というのは、多大な犠牲を伴なうものである。低燃費と絡んだクリーンディーゼルの問題でも、燃費測定時に特別のプログラムを走らせることで、排ガスを押さえるという不正を行ったフォルクスワーゲンも、ディーゼルの排ガスの垂れ流しを何千万台と生み出し、ヨーロッパで人気だったクリーンディーゼルという謳いがもはや大嘘というヨーロッパの巨大企業の構造を露呈した。この20年ほどは大嘘が一人歩きして、不正で大きな利益を得ていたのがフォルクスワーゲン社。地球環境のためにクリーンディーゼルを信じて買った消費者を裏切る行為で、その体質は人間性の問題でマニュアルの整備で治るということはないだろう。原発行政でも、今は地球環境保護のためじゃなく、電気料金が高くなるから原発が必要と電力会社がうたい文句に本音を言い出した。PCBやアスベストどころではない放射能汚染のような地球環境の破壊要素が莫大な利益を生み出す構造で、日本なのだが、日本が一番の原発推進国で、国を挙げて原発輸出を推進してきたような背景すらある。エコノミックアニマルと笑われてもしかたないのかと思う。原発のメルトダウンも隠匿する国家体制と原発行政、旧ソ以下の隠匿体質は、フォルクスワーゲン社の不正などとも共通する要素である。

ボーイング社が、737MAX8を廃止できないのも、ボーイング社の存続という利己的な要素と絡んでいるだろう。1000機以上の販売契約を白紙にすれば、ボーイング社は潰れる可能性もある。安全性の低い機体が今後世界中の空を飛び回る、3度目の墜落が、面倒なMCAS動作のキャンセル手続きで対応しろというのもパイロットにとっては煩雑そのもので、指導もすべきFAAのだらしなさそのものに思えるが天下り構造が働いていそうな穏便なボーイングに対する対応。3度目の墜落を防ぎたければ、構造上危険性のある737MAXは、製造を中止するべきなのであるが、人の命よりも利益が優先される構造がそこにはあり、メーカーだけでなく安全性を統括するものたちでさえも命よりも利益を優先する構造がそこにはある。MCASのキャンセルプロセスがマニュアルになかったのもその辺りでそれで通していたのもFAA、今さら購入した航空会社にパイロットにはボーイング社の指導に注意しろはないんじゃないか。3機目が墜落しないと製造は中止にもならないのだろうが、今後何十年と空を飛び続ける飛行機なのに構造上の欠陥が分かっても後戻りしない殿様商売、過失どころではなく、ボーイング社とFAAの意図的な怠慢が今回の2度目の事故。

最初から無効化しておいたほうがよいMCASだが、無効化するとある想定ではパワー不足で墜落する危険性。利益と乗客の命を天秤に掛けたメカニズムでつくりあげられた737MAX。燃費と絡む設計上の構造的な問題なので解決は難しいだろう、そんな飛行機が今後何十年と世界を飛び回る。新しいものほど危険性が高いのも、カネに目が眩んでのものづくり。アスベストやPCBなんかも同じく、多大な犠牲を伴なわないと危険性すらも日本のレベルでも、被害者である人々を叩き戦うような姿勢に陥る。権威者の保身というものが、人々の命を奪うことも多い。

ちなみに、サウスウエスト航空で、737MAXが、MCASの不具合でのトラブルが8件発生していたというが、オートパイロットを解除して手動操縦に切り替えて、無事に対処できたと報じられている。むちゃくちゃ危ない状況をボーイング社が隠匿している。2度飛行機が落ちて、初めてオートパイロット解除方法が書かれていないマニュアルの不備とかの話。落ちるべくして落ちた事故。サウスウェストのパイロットにはMCASキャンセル方法の教育がなされていたという。ボーイング社やFAAもこういう報告も受けているはずで、危険性も認識をしていただろうから、それを公表もしないのは、命の重さの違いを感じる。

いくらCEOが、ソーリーといっても、駄目なあたり。安全性そのものの軽視。しかも、ソフトウェアアップデートというカネの掛からない方法で解決しようとしているが、MCASを必要とする737MAXの構造上の問題がそこにはある。今更パイロットが自動操縦をオーバーライドできる風に変えるとか、なんたる怠慢なんだろうと思うが、それだと、意図しない自動操縦をパイロットが補正しないといけない自動操縦が危険を招く余計に面倒な問題で、そもそも自動操縦の意味すらもないのである。自動操縦で壁にぶつかりに行く車を運転車がまっすぐ走るように補正しないといけないプログラムが存在しそういう状況が生まれる車と同じで、まともとはいえない飛行機。なぜ製造を中止しないか、自動操縦そのものを廃止しないか、ボーイング社の安全意識の問題の深さがあるだろう。自動操縦が人の命を2度も奪ったのにまだボーイング社は金儲けに目が眩んでしまっている。センサー異常が多発する欠陥が品番に起こりそれを元に自動操縦が働いてしまう飛行機なのである。左右のAoAセンサーが5.5度以上違うという想定すらもむちゃくちゃで、そんなものを自動操縦のデータに使ってもよいのかという話。自動操縦を切って運行したらFAAからオンにしろと指導するんだろうし、飛行機を2度も墜落させた自動操縦をまだ強いるというのもパイロットにとっても酷な話。日本の行政の問題と似ていて、乗客の安全よりも、為政者の保身的な力関係が働いている。

台湾の高速鉄道の問題でも自動運転がまともに働かなかったから切った問題があった。自動運転というのはセンサーが重要だから誤動作するもので、通常の運転よりもセンサーの誤動作対策まで運転手が求められる。自動運転がどれだけ、重大な事故の原因となっているかを考えれば、自動運転は自動運転がないよりも大きな危険を伴なうことは分かるだろう。たばこでも肺がんで死ぬ恐れがあります見たいな注意喚起なのに、自動運転オンにも自動運転プログラムが起因で事故で死ぬ可能性がありますが自己責任でオンにしてくださいみたいな同意が必要だろう。結果はそれだから。自動運転でも偽装が行われ、自動運転の無事故距離がでっちあげられている。自動運転をオンにするとまともに走らないので、オフにして自動運転車を走らせて公表されている自動運転無事故走行距離を稼いでいる。自動運転車のテスト走行で、自動運転車が死亡事故を起こしてしまったら自動運転はオフでテスト運転車が携帯をしていたからではないかと、自動運転の問題ではないと自動運転を正当化。でもなぜ運転車が自動運転をオフにしないと駄目なのかの問題が自動運転車開発メーカーの利益優先で安全偽装の考え方。

役人にしても、人々の健康よりも税収が大事で、たばこは町内で買いましょうみたいな、子供のときに子供ですら違和感を感じるキャッチフレーズでタバコを推進。他人の命よりも自分の立場というのは、役人的な感覚にありがちで、世界に共通するあたり。人々の健康を守るはずの予防接種でも、注射器の使いまわしがもちろん危険だとしっていても、注射器使い回しを許して、家畜のような感覚で子供たちに強制的に予防接種というのも肝炎の問題など何十年も後にほとんどの人が苦しんで死んでから国も腰を上げて過ちを認める。薬害エイズだけでなく、日本の異常の肝炎の蔓延は国がだらしないこといい加減に強制して広がっている。看護婦のお子さんだけが、親の意思で予防接種を拒否していたのも、プロだと分かる厚生労働省の健康を司る役人の国民に対する健康に対する安全意識の低さは犯罪レベルそのもののことが多い、1回で国民の一人ひとりが一生背負う問題が、偉そうに振舞う役人のだらしない行為と保身から生まれる。


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