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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

オーガニックコットンはGMOフリー?

2019年04月17日

今日は梅田LOFTテキスタイルマルシェの撤収日で、夕方から大阪に向かう。電車座ることができたが、座っていると右足首に違和感。7年ほど前に、フランスに行った時に行きの飛行機の中で、右足首の筋違えの始まりみたいな感じで、展示会中に歩けなくなるほどまで膨れ上がったその前触れみたいな違和感。座ったままで足首に痛み、私の場合、革靴を履くと起こることが多い。一回ポキッと鳴ると治るんだろうと思うが、打撲みたいなへんな痛み気持ち悪い。フランスのときに大事に至らんようにしないといけないとは思うが、大事にしすぎても私の場合には駄目だと思うので、動きながら筋の補正を行おう。

こういうからだの不調というのは、その場所の問題ではないことも多く、たとえば肩が凝っているとかが問題になって、足首に来ている可能性もある。普段から普通の人の何倍も動いてはいるので、結局、それが一番の健康の維持に繋がっているとは思う。

最近オーガニックのことを書いているが、オーガニックとして衛生的な職場環境を求める流れがあるけども、動物の糞尿を堆肥として使う職場で、臭いなどもするのが当たり前だが、オーガニック栽培をしていない先進国の人の感覚でオーガニックの労働者の環境に口を出し始めると、先進国のような職場環境になって、オーガニックの維持は難しくなるだろう。働く人も楽を求め始めると支配する側の思想に変わってきて働くのが苦痛になってくるとオーガニックの世界なんて否定されるべきものだろう。

オーガニックの世界がたとえばLPOで制限される週48時間労働で守られるのかという問題。農業なんだから雨が降ったりしたらサラリーマンのようには成り立たないだろうし、そういう縛りがあると自然の栽培も難しくなり手摘みのオーガニックコットンなどは機械積みに淘汰されてしまうだろう。それがオーガニックの目指すところで良いことなのだろうかという思いがある。商業的な要素が入りすぎると本物が淘汰されてしまうという矛盾をオーガニックの世界も抱えている。先進国で紙の上だけでお金が儲かる感覚でそれを実際に働く人がかわいそうとかいう感覚こそが、驕りで、先進国が途上国で人々がまともに働いているのを見習うべきではないのか。先進国が、貿易なんかで途上国に抜かれそうになると戦争が起こったり、政治的に頑張った途上国に貧しい状況に追い込むことは多い。立場的に優位なものからすれば抜かれないように先進国的な慣習に従わせるというのが、ありがちな流れ。私は、オーガニックコットンをまともにやってる生産者が、オーガニックコットンに関する規定なども支配されずに支配していく流れでよいと思う。

https://textile-network.com/en/Technical-Textiles/Fasern-Garne/GOTS-Organic-Cotton-from-India-under-fire の記事を読むと、GOTS認証のあるインド認証からは何件もGMOコットンが混じっているという情報。ありえないことではない、認証自体の運用が甘すぎると思えるところだから、インドとしてはよくてもその多くが日本のオーガニックコットン市場を形成して、GMO不使用を謳っているあたりは、認証機関自体の問題だろう。でも、そういう認証機関の理事長でも、不正は企業の責任で自分は関係がないと逃げるだけのこと。オーガニックに関しても隠匿や偽装はつきものなので、消費者をだましたもの勝ちにならないように、供給側と認証で利益を上げることしか考えない認証機関に対しても消費者の厳しい目は必要だろう。


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