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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

こいのぼり撤収

2019年05月04日

明日の子供の日を前に、字のこいのぼりの撤収作業。作業は大したことはなく何事もなかったように終了して、大手の織物メーカーの人と話して、見本整経のできる人を探しておられる件の話。退職後も継続して働いてもらうような形が理想だろうなあと思うが、次の世代に引き継がなければとう状況で、大手にしても人はたくさんいても実際に働く現場でできる人というのは見つけ難いということだろう。

織物設計を記録することや見本整経機を扱えてはたぶん、新卒の人なら学べば誰でもこなせる程度のことだろう。その後がどうだろう、巻き取り?巻き取ったものをタイイングマシンで繋ぐ?この辺りが作業としては地道さがあるので難しいところかもと思う。そこまでいってしまうと見本を織る作業もついでにとなり、一人で全部やってしまうような林与スタイルとあんまり変わらないのではないか。大きな工場だから織物つくれる優秀な能力というのは当たり前の想定だろうけど、織物工場の根本的な機能全体を集約したような人だから職人というより親方クラスの力が必要で見つけるのも育てるのもなかなか難しいなあと思う。

大手の織物工場でも中にそういう人がいないという状況なのも、なんで林与が一人で全部できるみたいな人が大事なのかと考えているのかの理由であったりもする。でも、若い人で普通を求めず志の高い人いたら、実際とことんやるならゼロからでもできる仕事だと思う。何十年の経験者を、半年、1年、2年で越えてゆくという覚悟でとことんやるならできないことではないとは思う。

体育委員の役が、来年くらいあたりそうで、昔20代の後半に一度当たって2度目、50のおっさんが体育委員当たるのも他のメンバーはたぶん20代30代だろうから風通しの悪いことじゃないのかと思う。静かに見守って雑用をこなし、若い世代をサポートする役目が適切だろう。これは今の70代、80代が敗戦後、戦前世代にサポートされて戦後のひと世代を築いたのに似ていると思う。苦労している今の学生のほうが、順風満帆に育った嫌だとか面倒だとかばかりが口から出てくる堕落した年配のものよりもまだましで、まともな感覚の学生や若い世代に日本の世の中を任せたほうが思うことも多い。一部の年配世代は若い世代を同じ流れに取り込もうとしているが取り込まれないほうが自分で生きて行くためには良いだろう。


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