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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

3匹の子猫

2019年08月22日

今日、工場の中で、電話の電波が悪いので外に出て電話を受けていると、目の前に子猫3匹。一匹の猫が会社に住み着いていたが、子猫が3匹会社で生まれた。とてもかわいい3匹なのだが餌付けなどしてしまうことがよいことなのか悪いことなのか考えると、自分が責任を持つつもりならよいことで責任を持てないのなら悪いこととなると思う。私の信条からすれば、野良猫くらいが自由に生きていけるくらいが自然な社会だと思うところがあるが、住んでいる社会はそういうものを認めにくくなっている構造。集落でも犬や猫の糞が害だという判断が定着してしまっている。

母猫は、人に懐かないタイプの地域猫。3匹の子猫も母親の行動を真似して人を見ると逃げるタイプ。避妊や去勢手術を受ければ地域猫として生きやすくなるだろうけども耳がカットされてしまうことで家猫として里親を見つけにくくなる可能性もある。小さなうちに里親探しをするか猫を保護するシェルターハウスに里親探しをしてもらうかになるだろう。

母猫も子猫のことはすごく大事だろうから子猫と離れることは嫌がるだろう。猫を家猫として買うことはよほど時間的に余裕がなければできないことで、面倒をみることができない人間が興味本位で猫を飼うと愛情なども足りずに部屋に閉じ込めた猫がかわいそうということになる。私も昔犬を何度か買っていたが、母犬が5匹子犬を生んで、3匹貰い手がついて、2匹貰い手がなく、その2匹を、母犬と一緒に3匹飼ったことがあるが世話することは犬用の大きな柵に入れて飼っていたけどあんまり犬としては幸せではなかったんじゃないだろうか。

今は犬や猫は家の中で飼うご時世。家族のように面倒をみられる人のところで育つのが、外では自分で餌すら見つけるのが難しいのだから。10年ほど前にも10月の村の運動会の日に一度子猫が2匹生まれたことがあって見つけたのが朝だったけど、その夕方にはどこかに消えてしまった。母猫がどこかに連れて行ったのだろう。私に見つかったということで、この3匹もいつのまにかどこかに消えてしまう可能性はある。

今まで見つからなかったのは巣立つ前だったからだろう、1度見つけてからは頻繁に目に入るようになった。燕の巣立ちの日と同じで、一人前の猫として外に巣立ってゆくタイミングなのかもしれない。目線があうと逃げるタイプの猫たちなので自然に様子を見守るのがよいだろう。長くいるようなら里親探しを考えてみよう。

母猫の母性本能を感じるのは子猫たちを守ろうと私が近寄ると威嚇する。母猫にとっては自分よりも子猫のほうが大事という本能的なところ。こういう基本がないと社会は作りにくいだろう。イースター島がほろんだ原因は、バードマンコンテストで、競争に負けた青年は、長老たちに食われるとか。滅んで当たり前の社会性。そんな愚かな風習に若者が逃げ出したことが原因だろう。若者たちを奴隷化してモアイもつくられたのであろう。


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