for English speakers: Welcome to HayashiyoWelcome to Hayashiyo
リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

奈良の機屋さん

2019年09月30日

今日は午後から奈良の機料屋さんと一緒に奈良の機屋さんが来られ麻織物に関してのいろいろのお話。エアが12台でレピアが1台と、かなり高速で織る織物に特化されているようなお話で、綿の織物を中心に1回の整経が1万メートルとかの量産をこなしておられる。それはそれで大変な世界でもある。

若い専務さんが担い手としておられるのはこの会社が次の世代にも奈良の中心的な機屋さんの一つであられるという保証みたいなもので、ぜひ、いろんなことにも挑戦できるときに挑戦をしておいてもらいたいと思う。私ももっと若いころにいろんなことに早く挑戦をしておくべきだったと思うことも多いので、今、それをやっているような感がある。

余力があればいろいろとやりたいこともできるけども、目の前のことに追われて自分のやるべきことが一番後回しになることも多い。常に思うのが高度なことをやらないといけないなあと思いながらも、一番地道な作業を私が担当することも多く、地道な作業を責任もってコンスタントに最後まで完結できる人というのが一番大事だなあと思えたりもする。

数日前に織機のテンプルバーが外れてしまって、それをはめ直すのは織機の下にもぐってする汚れ仕事。それができないと織物というのは1mも織れない話。織機の下にもぐって10分、15分、苦戦しながらはめ直しできると、何事もなかったように調子よく織れ出す。

今日は午前中にその布も出荷が完了し、この半年ほど合間をみて織っていた1000mほどがようやくゴール。


ホーム | ショッピングカート 特定商取引法表示 | ご利用案内