for English speakers: Welcome to HayashiyoWelcome to Hayashiyo
リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

BSE

2019年12月19日

世界中を震わせたBSE問題だが、終息した要因の一つが、10万分の1の確率をごまかすために、政府が検査する月齢をどんどんと上げていったこと、6か月未満は大丈夫から、20か月未満、24か月未満、30か月未満は大丈夫な基準から、月齢基準廃止という政府の流れ。結局、検査しないことで、10万分の1の確率を検出しにくくしたという結果。現在は、検査なしに英国や米国の牛肉が日本に入ってきていることになる。途中から米国牛などは目視で20か月未満で食肉になる牛肉はセーフということ、目視で月齢を見極めるとか無茶苦茶な話だが、20か月の検査というのもほぼ無意味な検査だったということで、結局、検査で引っかからないように検査をしないことで、狂牛病はないことになっている。

まあ、結局、狂牛病も全頭検査で国内の農家を締め付け、輸入牛には目視で6か月以上は検査みたいなだらしない内弁慶な政府。10万分の1の確率だが、米国牛のショートプレートのほとんどは日本向けで、300円の牛丼を食べるだけで、100万円の宝くじに当たるよりも狂牛病に感染する確率は高いだろう。90万頭の20%が日本向け、単純計算18万牛、ショートプレートの消費は米国牛輸入の牛丼大国日本が多いので仮に50万頭分の牛のショートプレートが日本に流通すると、5頭が狂牛病当選で、1頭あたり3KGとすると、牛丼一杯30ℊ程度だから100人分×5頭で、年間500人ということになる。目視というあいまいな基準で月齢未満で消費される牛肉というのは無検査だから、まあ、年間日本で500人程度の狂牛病のリスクがあると考えてもよい。たった300人と考えるのか、300人もと考えるのか。20年でたった10000人が狂牛リスクにさらされるだけのことと考えてよいのか?30か月以下のショートプレートは無検査で日本に来て、安全とされて狂牛病検査にも引っかかることはないのである。10万分の1を統計的に安全とすると日本人が20年で食する確率は最大で10000万人程度だろう。

牛が牛を食べることにより、狂牛病が発生するとすれば、同種の共食いがその種の終焉をもたらす要因になるということ。なぜ、牛とは異種の人間が食べて狂牛病に感染するのかは、たぶん、人間が牛を食べることによって、牛の要素が人にも入っているというあたり。遺伝子組み換え作物が危険なのは、牛が牛を食べることは自然界ではないこと、それを人がやってしまったというあたりが、遺伝子組み換え作物に共通するところ。交配による品種改良もあるが、それらが突然変異が元だとしても、自然が生んだものなので自然は駄目な突然変異を淘汰するだろう。


ホーム | ショッピングカート 特定商取引法表示 | ご利用案内