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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

インターテキスタイル上海2020延期

2020年02月11日

林与はこの3月のインターテキスタイル上海には現場が手が足りずに、出展を予定していなかったのだが、コロナウィルスの影響でインターテキスタイル上海自体が延期になったという話。上海すらもが都市封鎖に近いような状況で、市民生活も自粛するような流れの中では、展示会をやっても、人と人の接触で感染の可能性が高く残る。延期は正しい判断だろうと思う。中国便の飛行機などもフライトがキャンセルされたりで、今は優先順位的には、感染のリスクを抑えることが最優先であるべき。

出展を計画されていた企業さんにとっては大変残念なことだろうけども、今はじっと我慢が必要なときだろうと思う。世界的にも一番大きなテキスタイル展が中止となっては、世界の服飾業界に与えるインパクトも大きなものだろう。インターテキスタイル上海にはヨーロッパの有名国際ブランドも多くが買い付けに来られる。

日本ではオリンピックが開催をされるが、国内でのコロナウィルスの蔓延が中国規模に広がった場合には、同じような決断をすることも間違った行為ではないだろう。選手だけでなく、ボランティアも多く参加するが、ボランティアだと感染した後の補償すらも受けられない。本当に対策が必要な話だが、マスクでは感染が防げないみないなことをWHOも言ってしまっているが、感染してもWHOが面倒をみてくれるわけでもなく、マスクすることも予防の一つだと思う。日本のインフルエンザが少ないらしいが暖冬というだけでなく、マスクで予防しているからという話のようで、同じウィルスの問題でも、日本ではマスクで予防の成果が出ているようである。

仕事のことは二の次にしても、この危機を覚悟して乗り越えることが一番大事だろう。本当に多くの企業などが苦戦を強いられることになるだろうけども、優先順位を間違わないことが大事。中国での死亡者数がSARSを上回ったということ。私は感染予防のためには犠牲を伴っても中国の都市封鎖のような本格的な対応も正しい判断と考える。クルーズ船の何千人もがどんどんと感染してゆく自体、空気感染がほぼ証明され、WHOや日本の厚生省のような対応では感染の拡大を防ぐことは難しいだろう。受け入れているホテルなども覚悟を決められての受け入れだろうと思う。安心しろみたいな話ではなく、しっかりと対策をとらないと、日本国内ではクルーズ船の3000人を検査できる体制すらもない状態。対岸の火事ではない状況なのだが、分かってもいないと思える。観光立国とか、政府目標など早く捨てて、検査体制、感染防止対策、感染者受け入れ環境の対策をするべきだといえる。


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