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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

早めの判断

2020年05月15日

今の情勢では、来年のオリンピック開催は無理な状況そのもの。早めの判断をしておけば、いろいろと対策を練ることもできるのだが、決断できないまま、結局、中止とかなると被害は何倍にも広がる。長野でのオリンピックも当時見ることができた私は、東京オリンピックも楽しいものだと思っているが、今のコロナの状況が1年で収まるようなものではないのも誰もの予測だと思う。選手も競技場だけでなく練習もあるから、それがコロナ感染の危険そのもの。ドーピングどころじゃない悲劇につながる。新型コロナに感染となれば、治療で薬を使うと選手生命は絶たれてしまうから。選手村なんてのも共同の部屋だろうし受け入れ体勢すらも見直さないといけない。

国とかは責任取る考えがないからダメージをなんとかなると考えるだろうけども、国がダメージを引き入れると国民がそれを背負って解決してゆかないとならない。一般の国民もいろんな制約があるなかで、世界中から選手や関係者や観客が集まる一番新型コロナが蔓延しそうなオリンピックのイベントが1年後に開催できることはないだろう。これはコロナの危険性を早くから指摘していた予想の延長みたいなもので当たるだろうと思う。早めにアナウンスして無駄に人が動いたりしないほうがコロナ対策そのもの、雨が降ったら中止になる祭りにしても、雨のことも予想して準備をするものだが、中止も想定してオリンピックを準備ができるのかというと利害関係が絡み過ぎて、中止ができないという問題が起こってくる。損得のために新型コロナ被害を拡大してしまっては、新型コロナで自粛できないパチンコ屋が叩かれるのと変わらない。

選手たちにとっても早い決断こそが一番ありがたいのである。今年のように、新型コロナが蔓延しているのに、大丈夫だと言って、予定通りの開催を目指すとか、反対意見も言えないような村社会体勢で、世界中から批判が出てきて、オリンピックの延期に至った。普通の感覚をもって、損得や利害よりも、新型コロナのリスクを素直に判断するべきだろう。選手の健康や命を優先するべきだろうと思う。国民の理解も普通に得られるだろう。中止しないほうがあとで問題が起こったときに日本の政治家たちは逃げるばかりだから、政治家や官僚の言っていることはあてすらにしないほうがよい。問題を被るのは結局国民なんだから、国民の世論を一番大事にすべきだろう。

津波が来ているときに、津波が来ているのを知っていても大丈夫だと避難もさせないのと同じで、来てから逃げろでは多くの命が失われる。救える命をすくう対策を練るのがトップの役割なのである。経済的な問題でも、我慢するときに我慢しないと、ほんとうに大きなものを失って食べるものにも困るような事態は避けないとならないだろう。1000人集まれば、一人は感染者がいるだろう。10万人も世界中からあつまればどころじゃないどころのクラスター騒ぎになるのは目にみえている。集団免疫を目指す国ももちろん参加するなとは言えないし、想定しないといけないのは対戦拒否問題もでてくるだろう。時間があっても医療体制も十分にしようとせず、そういうところにはお金は使いたくはないのが日本の政治体質で、感染経路の特定とかどうでもよいことばかりに時間と労力を使ってしまって感染の拡大を黙認してしまっている。問題はそういう体質。実際、何十万人どころか何百万人の日本人は新型コロナに感染済みというのは、神戸の一般人の採取された血液を調査して分かっている。ほんとたくさんの人が新型コロナでなくなっているが、新型コロナの検査も受けられないから新型コロナの死者に上がっていないだけのことである。

問題の一つはマスメディアも利権が絡み過ぎているので、オリンピック中止論をテレビ局や新聞が議論することさえできない状態。テレワークじゃないけど、テレオリンピック開催にするとかだとまだリスクは少ないだろう。1年あればなんとかなるんじゃないか。STAY HOME という言葉が美徳的に大事にされる言葉になっているのに、オリンピックの延期さえもなんとかなるだろうみたいないい加減さで結論を先送りにして、予定通りの開催以外は口にしてはならないみたいな、中国の新型コロナの初動ミスとうり二つのことをやってしまってる。組織作ったり会議やってても実際は集まっているだけで最初から答えが決まっている実質ワンマン経営、言論統制は日本も醜いものがある。


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