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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

暴走事故

2020年10月09日

池袋の暴走事故の裁判、被告は海外でのトヨタのリコール問題などにも詳しいはずで、そういう安全性を監督する国の一番上のトップだった人、内部事情にも詳しいから、事故がトヨタ自動車の欠陥だと言われてもトヨタも反論をしにくいのだろう。2008年あたりのトヨタ車は、ブレーキとアクセルの不具合の指摘は多く、特に海外では、トヨタの大規模リコールも行われ、2010年からはトヨタ全車種にブレーキオーバライドシステムが採用されることになった。日本国内ではあまり話題にならなかったが、国がそういうのを問題視しなかったことがあるだろう。

自動運転でも、5Gなど活用で通信テロが起こっても自動車メーカーの責任は問わないなど閣議決定されたりの裏ではそういう日本の技術のトップが、事故や問題が起こる想定もしながらメーカーを擁護する立場で問題が発生して大きくならない限りは、無防備な開発を許可する。国は違うがFAAとボーイングの関係も、飛行機事故が起きても、まず、飛行機を買って使っているお客の責任としてしまうあたり。JR西の事故でも、130kmでカーブに突入しても脱線はしないという前提で、置石説に誘導したり、100kmを超えるスピードでカーブに突入した運転手個人の責任にしてしまったが、それを回避するために自動ブレーキシステムを導入するとか。それよりも、最初の前提の130kmでカーブに突入しても脱線はしないみたいな感覚の安全意識を正すべきだろう。マニュアルにそって正確にしようとすると逆に事故が起こるということの典型だったりする。ダイアというマニュアルさえ遅れの問題が起こったときに無視をできればよかったという安全意識が必要だろう。よく似た脱線事故が台湾の高速鉄道でも起こった。自動ブレーキシステムが正しく働かなかったことよりも、遅れなどの問題発生時にその問題に合わせて対応できることが大事だろう。あまり、器機に頼りすぎると普通の想定がなく逆に危険である。

たとえば、自動運転車、安全装置がいっぱいついていて、安全装置を切らないとまともに走らないとか。自動運転車の安全性を語るときに、無事故で10万kmはしったと実績の裏には、実際は、安全装置を切って人間が運転していたので、メーカーが自動運転の事故ではないとか笑い話。自動運転車の開発の商売は、自動運転車を売ることよりも、投資家からの出資のお金が目的の部分が強い。話題性でお金を儲けるビジネスなのである。

今回の池袋の事故での違和感というものは、院長でもあった被告が自動車メーカーに安全な車を作ってほしいとか要求するあたりで、死亡事故の責任だけでなく、技術に関しても他人事のようなことをいってるような人がそういうのを監督する国の技術のトップだったということ。自動車に乗るということはそういうメーカーの問題も覚悟して乗らないといけないような状況を作り出す立場だった側が、自分が事故を起こしたときに自動車の欠陥の責任にするというのは矛盾があるのではないかと思える。

1980年代、スペースシャトル計画というのがあって普通に有人飛行、40年後の今スペースX計画。40年経って、あの頃の技術さえもない。スペースシャトルも相次ぐ爆発事故などで悲劇に終わったけども、今の開発のほうが、週40時間で、飛行機事故が起こっても開発した人の責任意識すらもない状況。最新の飛行機が、まともに飛ぶのが難しいような航空力学的に、昔よりもアンバランスな機体、それをプログラムでバランスを取って飛ぶようにしているだけのこと。根本的な問題を解決することを避けながら、全体の責任を統括する人も不在で、計器のメンテナンスの義務化をすればするほど、逆に取り付けミスなども増えて、墜落の可能性が高くなるような話。

1個の小さなセンサーの取り付け角度の問題で、飛行機が落ちてしまうような設計。メンテナンスする人も、もちろん初めての人もいるだろうし、絶対に正しい角度でしか取り付けできないような設計にしておかないと危なすぎるが、機体とセンサーを作る人は別で取り付ける人も別、お互いが分業で、センサーが正しく取り付けされるような設計の概念すらもがそこには生まれない。

それに張りぼて張りぼてで、安全機能をつけて、なんとか安全に飛ぶような話では、いつか問題が起きるのも当たり前で、ものづくりの根本から見直していく必要があるのだろうが、ボーイング社であっても、既存のモデルの保守と新しいモデルの製造保守を考えた時に、同じ機体が一番効率がよいという結論になるのだろう。

パイロットの判断で墜落すると分かったときに、墜落を回避しようとしても、安全装置が働いて人の力で危険から回避できないような最新の飛行機。自動化してブラックボックス化してしまうと人の力ではどうにもならないような化け物を生み出してしまう。落ちた飛行機をボーイング社ではなく、フランスで事故原因を究明したりしたことで、見えてくる真実があったりする。バードストライクが原因だとしたいボーイングが事故原因究明に関わるだけで事故原因の究明も難しくなるだけだろう。

リニアモーターカーの運転が2030年あたりに予定をされているが、今の新幹線を存続して新幹線の経営の悪化問題はどうなるのという問題も準備しておかないといけないだろう。航空業界でもセントレアなど、コロナ前でも便数が非常に少なく、航空会社のアライアンスで、出発便の掲示では1便が、4便くらいに化けでたくさん飛んでいるようにみえるだけ。経済が拡大する時よりも縮小する時のほうが難しいのだから、縮小時には、縮小時に合わせて成り立つ方法を考えていくべきで、無理な拡大政策をやらないほうが、重荷が増えなくてよいのである。儲けるために皮算用やって、予定通りにうまく行かなくて逆にその人たちの経営が悪化するを生み出してしまうと、それを打開するために外国人観光客の誘致など無理やりも多くなる。ジャパンディスプレイなんかも、液晶業界のダメージをさらに広げた典型で、海外の仕事したい人の本気のものづくりに、今の仕事したくない流れの日本のものづくりが通用するのかというと、ジャパンディスプレイだったはずなのに、税金を投入したものが他国に持っていかれ、他国の肥やしになってしまうだけ。


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