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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

アメリカ時代

2020年10月22日

アメリカ時代に、サンディエゴのルームメイトたちが、私よりも英語も上手で行動力もあったことが、私の今の行動力にもつながっている部分がある。逆に勉強とか英語力はどうでもよいのだと思い始めたのもその辺り、クラスメート4人で一緒に住み始めたのも、クラスが始まってから2週間くらいで、私がクラスメートのエトガーに今部屋を探している話をして、前から、後ろから声が掛かって、4人で一緒に済むことになった。

私がルームシェアしたオーストリア人のエトガーは私から見るとすごく親切な人のできたクリスチャンでコンピュータ関係の仕事をしてバケーションを取って6か月、サンディエゴに滞在。敬謙なクリスチャンで、人の温かさみたいなものを常に発信している人で、難しいことも言わない人間ができている人格者そのものだった。エトガーを怒らせた唯一の事件が、アパート内での4名で、ダブルスを組んだ国際テニス大会をやったのだが、エトガーの後ろで強烈なサーブをした林与のボールがエトガーの首の辺りを直撃。もちろん意図的ではなかったが、試合中止になり、テニスするのを楽しみにしていたエトガーが、もう二度とテニスを一緒にしようとは言ってくれなくなった事件。逆の立場だったら、味方のサーブが怖くてテニスなんかできなくなるだろう、分かるんである。

クリスティーナは、当時から付き合っていたディエゴと結婚して、クリスティーナは法廷通訳、ディエゴはマサチューセッツ大学の教授になり、プロフェッショナルな家庭を築いている。クリスティーナとディエゴは、今会うとなんでこんなに人間が出来ているんだろうと思うくらいに立派になられて、その当時から林与自身が成長しとらんなあと思うばかり。大学の先生だと留学生の世話をしたり、また法廷弁護人だと犯罪を犯した人の話を聞いたりと、いろいろと頭だけじゃなく、人を理解してあげる力が必要なんだろうなあと思う。クリスティーナの悲劇は、サンディエゴから引っ越ししようとして、メキシコの知り合いの車を借りて、引っ越しの荷物を詰め込んでサンディエゴの友達のアパートの駐車場に車を一晩泊めたら、その車が盗まれてしまって、借りた車は保険でなんとかなったようだが、今までの思い出の写真や身の回りのものがすべて失われたような事件があったそうで、20年して初めてその話を聞いたときにびっくりして、いろいろと小さいころからの思い出の写真をみせてもらったので残念に思った。

もう一人のジニーさんはアメリカ人と結婚をして、ニューポートビーチで生活を始められたが、音信不通になってしまった。アパートの最後は、エトガーが去って、私が去って、クリスティーナが去って、一番最後まで、アパートに残られて、片付ける約束だったのだが、それを正しくしなかったようで、アパートの保証人をしてくれたクリスティーナのお父さんにバッドクレジットが付いて、クリスティーナが新しいアパートを借りるときにもその履歴が影響して弁護士にそのバッドクレジットを消してもらう手続きが必要になったとかで、私も最後にエトガーのデポジットの返却分を建て替えしていたのに、ジニーさん側から電話で、私が退去して半年後に、アパートから2000ドルだったかの請求が来たから何とかしてほしいと言われて、内訳が、掃除もせずにとか、プールやテニスコートのカギを返さなかったとかで、それはその二人の責任だから自分たちで解決するべきだと、私とエトガーのデポジットの返却分はあきらめるけども、その2000ドルはなんとかジニーさん側二人で解決するべきだということになったのだが、クリスティーナにバッドクレジットが残るということは、そのあとアパートに対して支払いもせず問題を残したままだったのだろう。


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