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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

1本が強すぎること

2020年11月11日

糸というのはある程度の力が掛かると切れるから良いと思うことがある。たとえば、糸があまりに強すぎるとその糸は1本の状態になると非常に危険なのである。手に巻き付いたり、体や、特に首に巻き付いたりして、力が掛かると皮膚を傷めることになる。

強度を求めた合成繊維などは、1本の糸でも非常に強すぎて、天然繊維の良いところは根本的に人に優しいそういうところなのであろうかと思う。天然の繊維というのは、人間の髪の毛が最強だとされているが手で引きちぎることのできる範囲である。相当、うまくできているなあと思うのである。

ストールなどに、使ってはならないのが強すぎる化学繊維や、とくに金属繊維。1本使いなどすると非常に危険で、ストールなどには基本1本の糸を手で引き切ることができないような糸は使用してはならないのである。

イメージだけなら良いのかもしれないけども、普段の仕事で、動力織機で機を織る人が首にストールを巻いて仕事するなどは絶対に危険なのでしてはならないことの一つ。もし、そういう動画をみたとしても、そういう真似だけはしないように。そういうことをやってる人がいたとしても初心者か織る真似だけしているだけだから、絶対に真似しては駄目。

モーターや織機の回転運動は非常に危険で、ストールの端などが引っかかって持っていかれると首を絞められてしまう可能がある。動力織機の機場では、ストールの着用は絶対に禁止なのである。


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