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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

特別

2021年04月26日

仕事を初めて数週間のスタッフとインターン生、私が今考えていることはものをつくることじゃなくて、ものを作れるような人を育てること。ひと世代前の人たちもものをつくることはできたけども、本質には迫れなかったあたりがあって、本来の日本のものづくりの考え方みたいなものを養いたいなあと思っている。

私も日本全国で素材を別としても織物関係で接する方々というのは、その業界をつくっておられる方がほとんどで、私自身がそういうのを超えたヤバさがあって、そういうのを仕事始めて数週間の若い人たちに仕事って、本気でやってる人たちはそんなもんだよという正直だけども厳しさみたいなものも伝える。

私自身は、仕事を始めたその日から伝統工芸士や何十年の経験者の面倒をみる立場。日本の麻業界ではピンのものづくりの親方とされた先代でも自分の親なので親が傾いてしまっているときにその面倒をみる立場で、それは自分の親の親が苦労して田舎の人々を食べさせていくような精神で、そのさらに親のヨジヨモン爺さんにつながる精神。

ありがたいことにまだまだ粗削りすぎるけどもこの2週間3週間で、最初来た時よりも普通のサラリーマン職人の何年もの覚悟を持つように、それは日本の伝統工芸が業務的な損得に落ちて、他の業界の普通のサラリーマンの覚悟もなく、生き延びるみたいなのに繋がって、業界の先生たちが外の趣味の素人n人たちにも働くという自分の時間をどう使うかで楽して食べて意向だと通用もせずに終わってしまう様な世界を残念に思う。


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