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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

違い

2021年04月27日

シャトル織機を織始めているスタッフが、織ることに自信をなくしている感じ。私が織ると問題なく織れるのにスタッフが織ると2メートル織らないくらいに一度目飛びのキズになる。私の織り方と新しいスタッフの織り方では同じように見えて何かが違い、私が確認しても違いが分からない。

一生懸命にシャトル織機を織ろうとしているのに、なぜキズが出るのか分からないから織ることに自信がなくなる。何十メートルかは余裕をもって整経をしているので、問題なく織れるように最初の今の段階で正しく織れるを経験させてあげたい。本生産をストップして、じっくりと何が問題なのかの検証。

なんとなく見えてきた問題の原因と、私と新しいスタッフの織り方の違い。今まで織った20mほどは、没にしてその生地を自分で使って何かつくればよいだろう。大事なのは、自信を持って織れるようになること。私の場合、時間がないので、織るときには直線的な作業で、縦切れ横切れなどを直すのは、普通の何十年の職人さんの3倍くらのスピードでは作業する。その結果、普通の職人の何倍もの経験を短時間で積む。新人の子とはたぶん10倍以上のスピードの差があるだろう。

そういう初心者と私のスピードの差を埋めるためにも、当たり前に正しく織れるというところにたどり着くことが大事で、私の言ったことを守って作業してくれているので、私自身もアドバイスしやすく、コツさえつかめば私と同じように織れるだろう。

とりあえず、今日は、何メートルかキズをつくらずに織れたので、明日もその調子で問題なければ、たぶん、正しいおり方にたどり着いた。普通の織物ならキズにならないのだけども、すべてのソウコウが毎回動かない綾織物。シャトルが移動するときに十分な初速がついていないと移動中の糸をすくってしまうからだろうと思う。それが起きないようなおり方に誘導できたかどうか。


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