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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

52歳

2021年05月14日

5月に入った時には今月は誕生日の月だなあと思っていたが、あわただしく過ぎて、朝起きてメールやメッセンジャーでお誕生日おめでとう。今日は14日で、誕生日と思い出す。月日が早く過ぎすぎて50過ぎても中身はまだ学生時代で止まっているようなところがあって、今も若い人と一緒に仕事していても自分の中では学生時代の仲間意識のようなものがある。

私なんかよりも仕事をしようとする意識は高いような気がする、正しくしようとする意識も問題を乗り越えようとする意識も高いと思う。私も、若いころからそういうスタイルだったので多くのことを自分がやって乗り越えてきているので8割9割の大丈夫なところは無視して、1割2割の問題にみえるところだけを徹底的に考えるから、早く答えにたどり着けるんだろうと思う。

今日は縦繋ぎでタイイングマシーンでつなぐのが難しい問題でタイイングマシーンの刃が折れてしまったりや、シャトル織機のピッカーの水平の鉄の棒がかなり歪んでしまったりと、呼ばれていってみるとなんで?と思うことが多いが、そういうのは初めての人には起こりがちが現象で、それが起こる前の違和感に気が付いていなかったりしてそのままで起きてしまうとか。

仕事をしようとする姿勢には間違いがないのでそこが一番大事なところで、覚悟決めてわからないところがあったらわかるようにして意味が分かって作業を進めてゆくことが大事。作業を進めるときには違和感を感じることが大事で、そのためには、徹底的に作業手順の揺らぎをなくすことが大事。何十回やっても毎回同じ結果が出せるように作業を最適化することが大事で、何十年の職人でもそれができている人とできていない人とでは、作業の正確やスピードが大きく違って、作業してプラスの人と作業してもマイナスの人に分かれる。最適化された手順での作業は無駄がないし間違ったときには違和感を感じる、キーボードに例えるとブラインドタッチしてタッチミスしたときに、ミスしたことを感じるのと似ている。ミスしたときにはいつもと違う気持ち悪さ。

織機を動かしたときに違和感を感じるかどうかが大事で、織機が動いている音で違和感を感じることも多い。目ではタイミングを追うことができないが、音だとタイミングを追いやすい。音が悪いからといって、機械が壊れているというよりも、ピッカーの棒が汚れて摩擦が大きくなって戻りにくくなって、シャトルをきれいに叩けずシャトルのスピードが落ちて挟むとか。完全に壊れているとかじゃないので、そういうメンテに近いような問題を大きな問題が起こる前に防げるか。


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