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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

ありがとう

2021年06月20日

昨日スタッフが休みなのに私が仕事しているのを心配してきてくれた。急ぎの一台に絞り込んで、加工出しのための生地修正作業。一人でできる範囲に落とし込んでたので、今日は私一人で大丈夫と休んでもらう。

一人で仕事をしていても気持ちが通じているとありがたいもので、若いのに仕事を自分のことととらえていてくれて私の若いころと似ているように思う。

生地修正にしても、私自身やっているけども誰もができる作業ではないようなレベル。拡大鏡を使って、ひと針ひとはり縫う作業で、通常の裁縫を超えた話。顕微鏡で修正するよりはまだ簡単だけども、スタッフはそれを裸眼でやってできるから若い人の力というのはすごいなあと思う。前の女の子も裸眼でやってた。私は拡大鏡使ってそれなりに確実で完璧、普通の年配者が同じことをできるのかというと、難しいだろうなあと年配の経験者が麻織物が難しい根本的な問題を感じる。

加工出しがおわって、お昼丸亀で、ねぎ盛うどん食べて午後から私は眠る。まだ、会社に入って2か月の新人の女の子が一人で工場の中でシャトル織機を動かしてくれている。織物を生み出して行くのは厳しさの裏の優しさみたいなものなんだろうと思う。私自身がそういう優しさを食いつぶさないようにしないといけないと思う。自分ができることは甘えないで自分でこなして行くという姿勢が経験者にも大事だろう。そういうところで経験者が考えを誤るといくら頑張る人がいてもそれに甘える人がいると、頑張っている人の努力を食いつぶしてしまうような階級社会的な問題ばかりが増える。


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