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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

ぶれたくはない

2021年06月27日

日本で無理して仕事してぶれるくらいなら、自分自身やめたほうがよいんじゃないかと思うことは多い。それは普通のことかもしれないけど、いわゆる看板商売に落ちてしまってはものづくりとしては本質的なものがなくなるので、その辺りがものづくりの仕事としては潮時なのかなあとも思う。

イタリアで一番有名な老舗ウィーバーがパクリ屋だという現実が分かったときには、イタリアの一番の老舗ウィーバーでもパクリ屋さんであるという判断、偉そうに世界で高級を謳いながらもアイデアをパクって企画がスタイル。

それを感じた時には、その会社の人が来てもパクリ屋さんと思うだけ。世界に高級生地を提案しているイタリアの老舗がパクリ屋になってしまっては、残念そのものだけど、世界レベルでもそんなもの。

4年目からは来られても、こちらがそことは商売をする気がないので、相手をする必要もなくなり楽になった。スワッチ集めでは、イタリアの最高級の素材メーカーというのも、本当に厳しい話。あそこはスワッチ集めて買わんでしょうというのが定説。来られても見ていただく新しいものはありませんで簡単に終わる。テキスタイルメーカーとして、そんな風にはなりたくないなあと思う。


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