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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

なつかしいなあ

2021年09月12日

普段、近くの丸亀とか他のうどん食べても記憶にも残らないのだけども、4年ほど前に富士吉田のハタオリマチフェスティバルにいったときには、もう体力もへとへとで、それでも初日に名物である桜井という一押しのお店で吉田のうどんを食べた。

あの味というのは、関西のダシのうどんとは違って、醤油ベースにうどんが浸かっている感じで、無茶苦茶大盛で私好みではあった。練り上げたうどんを包丁で切って補足したタイプの太めのうどんで、ちょっと家で食べる雑煮っぽい感じもした。

その味が忘れられなくて次の日にも食べに行こうとしたら休日で、仕方なく、別の吉田のうどんを食べることに、吉田のオカンのうどんを本屋の横のスペースでやってたので、食べたら、これが甘めの醤油っぽい感じで、そこに一味を掛けて食べたら濃い味でおいしかって、たしか2杯食べた。

そのうどん屋も空きスペースで壁が中古市場みたいになっていて昭和情緒のあるそれほど必要とも思えない昔のものが売っていた。時が止まったような感覚で、よく考えたらもう40後半だったけど、子供のころに限られたお小遣いで祭りをぶらぶらしているような気分になれたのもうれしかった。

なんか、たどり着いた味というかやっぱり根付いている味というか。そのほかに、夕食には、パスタ食べたり、朝食にはファミレスで食べたりしたけど、そういうものに関しては何を食べたか味までは思い出せない。やっぱり、食べたいなあと思ってたどり着いて食べた、吉田のうどんは印象深く思い出に残っている。

この前、岐阜あたりで食べた丸亀が、滋賀県や京都で食べるのと違ってきしめんのように横に太くってびっくりしたが、フランチャイズであってもそういうのがあったほうがおもしろいと思う。場所によって違うとか作る人によって違うとか、違いはあったほうが良いというか面白いと思う。

名古屋に行った時には、昼ご飯に、ミソかつ丼を食べたが、店は大繁盛していて、お客さんの多くが私より年配だろう近所の60,70の方で、大きなかつ丼を平気で平らげているのにびっくりした。滋賀県だとかつ丼ややってても脂っこいものは苦手な年配の人は少ないだろうに地域柄があってよいのである。

海外に行ったときにも空港のフランチャイズレストランで食べたものなどは一切記憶から消えてしまうけど、ローカルな家族経営的なお店で食べたようなもののことは記憶に残っているものが多い。なんかやっぱり旅した時にはその地のものに触れた気分になれることが後からしても思い出に残るから意味のあることなんだろう。


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