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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

浅さ

2021年09月18日

日本の繊維業界でいろんな浅さを感じるけど、同じ浅さに落ちてまで繊維業界にいたくはない。日本の繊維業界にいるなら自分がちゃんんとやっているという意味でいたいと思うし、他の人にやってもらっているならそれ以上にそのぶんも自分が被りながらそれ以上の仕事をするのが当り前でいたい。

他を自分が束ねているようにするすたいるの大手SPAというのは下をくぐって日本の市場を日本メーカーを謳って美しいことを言いながら、実際の問題が起こると、今まで謳ってきたことがなかったような仕入れているサプライヤーの責任に置き換わる。それならそのサプライヤーの責任を追及しないといけないのだけど、追及すらもしないで、何百億とか何千億、何兆の利益をオーガニックやサステイナブルで食い物にする。

消費者からしたら騙されたそのものの日本の大手のオーガニックやサステイナブル。私自身は認証機関の理事長でも、自分は関係ない企業が駄目なんですよと軽く言う、それで生きている爺さんだと分かってるから叩く話。お前が一番アカンやんというのが日本のオーガニックの最大のオーガニック認証を与えてきたその理事長。どれだけの日本の消費者を裏切て来たかと思うと、インドは本当にやばいですよとか、国際会議でなまった英語きいているとねむいんですよとか、エシカルなことが面倒なんですよとか、だれもやってくれないから私がやってるだけなんですやめたいんですよとか、普通に私に電話で言ってしまう日本オーガニックコットン協会の理事長やGOTSの日本の認定委員を10年以上だった森さん。日本のオーガニックの認証のあかん10数年以上のオーガニックコットンの歴史のもので日本の最大のオーガニックコットンの協会のJOCAの認定すらもが本当だったかの検証すらもが必要な話。

林与のオーガニックリネンにしてもGOTS認証とかGOTS認証基準、糸にしても普通の何倍もの値段段で買ってそれが嘘なら林与がつぶれたとしても私自身がそれなりに生涯かけて、使ってくださっている消費者の方には弁済をいたす覚悟で、それを認証したメカニズムを糸の信じて使った消費者として叩く話。でも私はプロだからオーガニックコットン協会の理事長のように、ノーマルコットンもオーガニックコットンも違いはないなんて言いません。ポリエステルまぜてオーガニックコットンなんて、GOTS自体が商売的な従来の繊維業界のモラルも度外視で自分たちが仕切って綿100%の純紡の価値すらも分からない人たちだったら消費者騙し詐欺行為やめたほうがマシだと思います。ポリエステル混ぜれば、綿混で素材としてはほんと何分の一の価値です。逆にそれはそれで、その何分の一の値段で買ってこそサステイナブルだと思い、消費者騙しにもなりませんし、再生ペットとか再生ポリエステル繊維の問題を解決するならポリエステルに負荷を掛けるべきです。

私としては、繊維業界のプロとしては、綿とポリエステルを混ぜることは環境破壊そのものにつながる行為です。綿は綿100%で、ポリエステルはポリエステル100%で使うことが、地球環境を守るためにも大事だと思います。再生繊維は再生繊維だけでなるべく再利用すればそれが最利用した後に余分な処理もせずに焼却で燃料となることが出来ます。下手すれば混紡のものは素材が不明なんで燃やすことも処理すること難しく燃えないゴミとして汚れたプラスチックごみと同じで埋め立てに行っちゃうんです。そうすれば普通にマイクロファイバー問題が起こります。

繊維のプロならそういうの当たり前に知ってると思いますが、どうしても、業界の利益が絡んで、損得ベースで認可しちゃうんです。認証機関のビジネスということもあって、認証機関が危ない橋を渡ってでも認証したいはあるだろうと思いますが、それは認証した国が悪いとかいう始末です。グローバルな基準じゃなく、各国の認証基準というのが基本で、それをグローバルな基準と謳うこと自体が消費者騙しにつながる薄っぺらさだったりも感じています。

GOTSの当初の基準でもどんどんと落ちてきて、もはや、オーガニックコットンに関しては敵対しているような遺伝子組み換えコットンの種を使うか使わないかも努力目標というのが現実で、GOTSのオーガニックコットンが遺伝子組み換えのコットンも検証すらもできず、可能性も高いと考えるのが普通です。一般の消費者からすればオーガニックコットンを信じて買いながら遺伝子組み換えコットンを買わされてしまっている可能性もあるのをGOTSがオーガニックコットンと認証してしまってそれをビジネスとしているのは日本の基準だと問題じゃないかと思います。それが日本の繊維業界のモラルですが、世界のオーガニック基準はそこまでのモラルはありません。

日本の繊維の業者さんにも安く作ったものを高く売りたい業者さんはいて、たとえば、綿麻で、日本の繊維業界の考え方からすると片麻である、縦綿横麻の50%50%が綿麻の良いものなのだけど。糸から綿紡に麻を10%とか混ぜて綿麻とかで、コストをとことん落とした世界。京都の高級生地問屋さんでも最後のほうはそれを求められる世界だったりで、海外の安いバルクものと並んでしまう世界。それと同じ世界にオーガニックも落ちてしまうと残念に思える。


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