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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

糸が染まり

2021年09月17日

番手を間違ってしまって、糸を手配し直した糸が染まりあがって来た。綛で染まって来たので、綛をチーズにアップしてくれるおじいさんのところにその糸を持っていくと、リネンデニム用の糸がチーズに巻き上がっていたので持って帰って来た。

今日は台風がくるそうで、母親が仕切ろうとするのだけども、林与の仕事は毎日が台風が来るとかどころではない準備とか作業なので、台風くらいのことは大騒ぎするほどのことでもないのにいつも大騒ぎする。

工場の中では、昨日の終わり掛けにも問題があった、調子よく織れていたシャトル織機が横糸も経糸も問題がないのに止まるという。行って織機をみると織機の動く音がおかしい。ピッカーの部分の革製のバッファベルトが切れてしまっていたので交換すると調子よく戻った。

今日はシャトルのテンサーの金具が一つ取れてしまったということで、テンサーを交換した。また、工場内の検反機のモーターが回らない問題があって、そちらはモーターを中古で探すことに。

問題のない状況で仕事を進めていくということはそれほど仕事としては難しくないことなのだけども、問題が起こったときに問題の原因を見つけるだけでなく、解決しないといけない。部品が壊れている時には交換するという作業だけでなく、交換するための部品をストックして持っているか見つけるか手配して入手できないと解決にはならない。

そういうところが織物が企画じゃないところで現実的な問題がいっぱいあって、そういう問題がみえない人たちが仕切ろうとしても一番お金と時間の掛かる部分がみえていなくて、調子よく織れているところだけで皮算用。その感覚じゃあ成り立つはずもない。

一つの仕事をしようとするときに、結果がどうでもよいなら別の話だけど、注文される方というのは結果が良いのが当たり前に思っておられながら途中経過を軽く考えられてその分を持ち出しになりがちなのが、今の繊維業界の構造的な不況の一番の原因で、それは例えば自動車業界にも通じるだろう。親会社は何兆も儲けても、実際の仕事をしている現場は自分の費やした時間や労力を被って被って搾取されて言いなりとか、いつの間にかそういうのが日本のモノづくりになりすぎて、国内では吸い尽くすだけ吸い尽くして海外生産に移行した日本の元気組たちな印象で、エシカルとか無理なんだよ。1000円、20000円で仕入れたものをエシカルを謳いながら百貨店で2万円の商売。現地の人も潤ってはいないでしょう、まさか自分が2000円で売ったものが、現地の可哀そうな人々を救うために助けてあげ手で、消費者には仕入れた値段の5倍、10倍で売っているのが日本のエシカルの裏側での普通な話。カシミヤ偽装や、アイリッシュリネン偽装、産地偽装もあたりまえに起きてしまうのが普通の日本の製造業界。

もしかすると日本中の走っている車のパーツのクオリティ偽装が原因で交通事故が起きているかもしれない話が、JIS基準レベルの自動車部品の問題。メーカーがJIS基準の何倍もの強さの負荷が掛かっても耐えられるネジということでオリジナルを依頼していたのに、JIS基準の普通のネジを自動車に浸かってしまって、日本の最大手クラスの部品メーカーが、自動車メーカーを騙して、結局それが消費者が一番心配する自動車の安全性の問題につながる。

私自身そういう問題を考えているので、私の布を使われる方がそんなことも難しいのかと思われるのかもしれないけど、原材料の問題なども自分の知識と経験で正直に伝えたりする。そういう原材料の問題を解決しようとなると、糸のロットごとのテストテストばかりで、タダ働きばかりをしていたりでも、ちゃんとできないですかみたいなのだと、何億とか何千万でもお仕事自体を断る話を私の仕事の受け方。寝ないでも仕事をして野麦峠の女工さんの何倍もの限界というか女工さんを支える覚悟すらも無意味に思えるような商売だから儲からないとの世界が怖すぎるし、支えている人たちにしても、無理無理に支えている側をどんどんと攻撃してくることが多いが、それが日本の行政や法律の縮図そのもので、まともな人間をどこまでもつぶして背負う責任感すらもない政治家や行政や裁判官が階級社会で、まともな人間をつぶして日本的エシカル、それだったらその人たち自身の存在や搾取も不要で素直に消えてくれて海外生産に移行すればよい話。

日本の行政はだらしなさ過ぎて、本質も分からずに、日本の真面目で、世界でも一番サステイナブルなことをやっているのをつぶしてしまう体質。だから、日本企業を謳いながら海外生産で日本市場を寡占しながら海外生産のブラックボックスで何千億や何兆円もの利益を上げる日本の大手SPA。どこが日本の地道にやってる企業の市場も何分の一の海外生産で食いつぶして本当にサステイナブルなのか?儲けることがサステイナブルと勘違いしていないかが国連のSDGsでまさに行政的な奴隷制度なサステイナブルで、地道に繊維の世界で昔からやってるところが死んでゆく日本が過去に経験して日本の繊維産業が通ぶれたようなことを国連が推進して最後の止め。

私は人生掛けてでも素人が、すべて駄目みたいなこといってるの普通に叩きます。日本のオーガニックコットンでもない綿業にしても、何も自身の時間や労力も生産に使わずに無意味に叩いている人以上に本気に仕事しておられ最高の日本クオリティの綿100%を消費者に提供しようとされているのに、ポリエステル混ぜ物のサステイナブルは業界すべてをつぶすような死にそうな話。日本の正直な綿にこだわった方々からすれば、エシカルを謳いながら金儲けかよ、本当に止めてくれな話だろうと思う。

プロなら分かるけども、営利主義なGOTSの世界というか、ヨーロッパ的な本質のない世界が世界基準になるなら、全世界の人々を地球環境汚染に見日びいてゆく話、日本のGOTSの代表の上村さんはそのいみわかってられるけど、事務所の事務員は上村さんが昼からしかこないからたいおうが無理です出、サステイナブルやオーガニックを本気に考えている私すらも普通に切り捨ててどこがサステイナブルやオーガニックなんだの話。10時から5時とかやめてほしい、オーガニックやサステイナブルを支えるために寝ないでも仕事しているのに窓口が10時から5時で午後からしか代表は来ませんので、それに危機感を感じて上村さんが業界のプロからしたら遅いけど電話くださった。謳うは良いけどJOCAでも、GOTSの代表事務所の方でも、末端の人の覚悟すらもなく飢えから目線だったら、階級社会をつくって奴隷制度そのもの。寝ないでも消費者のために正直なモノづくりを考えているのに、それをつかさどる人たちが飢えから目線で認証では階級制度や奴隷制度そのものなのが、日本の大手SPA敵というか国際批判が高まるオーガニックコットンの商業認証的な問題なのだと思う。


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