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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

海外生産

2021年09月29日

なぜ海外で生産するのかは、自分たちが自分たちが仕事したくないから。本当か嘘かは別問題としても強制労働が起こるのも誰かが仕事しないといけないのに自分たちが仕事したくない人が増えて他の人に仕事をさせようとするから。

自分たちが自分で仕事したくない人たちが、その仕事を他の人たちにさせてそれでいて雇用を生み出し国際貢献とかの美談にもっていく。日本の大手が何千億の利益あげながらその利益が生まれる背景がブラックボックス的な本当か嘘か分からないエシカルなものづくりにつながってしまうエシカルだと一番駄目な話そのもの。

日本の最大手クラスですらも、エシカルを謳い消費者を誘導して利益を上げながらも、本当にエシカルかどうかもわからなく、海外のサプライヤーにまかせてあるで逃げて何千億利益を上げている話。そういうのが一番駄目で、それはエシカルどころか、エシカルが否定すべき世界。だが、それが日本の大手のエシカルのレベル。そういうのに日本の消費者が共感し感動しているうちはよいけど、いざ問題が起こると、謳ってきた人たちがサプライヤーにまかせていただけみたいな、普通の商売の損得レベルでエシカルを謳っていた素人未満そのもの。自分たちが働いてエシカルを生み出しておらず、結局は末端のオーガニックコットンを自分の手でつむ程度の仕事も覚悟もない人たちが、オーガニックコットンを謳い消費者をオーガニックの世界に誘導して、日本で普通以上の生活もとめながら利益を上げていただけの話。

日本の麻業界でも常にあるのが普通で、最近ではアイリッシュリネン偽装。2000年以降まったくアイリッシュリネン糸なんて手に入れるのが難しいのに、2000年以降も安いアイリッシュリネンが出回っていたのが日本の繊維業界で、私自身が中国紡績の中国糸のものだと断定するだけの話。そしてアイリッシュリネン糸はもう手に入れることのできない幻だったという現実が知れ渡る。素人の問屋さんとかブランドさんだとそういうものを求めて魚心水心で、売りにして消費者を騙してのよくある日本の繊維業界の縮図。

自分が働いて価値を高めるじゃなく、価値のあるものを求めて安く買いたたいたりしていると最後は偽装につながり、日本の百貨店業界が対策に困り果てたカシミヤ偽装などもその類の話で、今でもカシミヤなのかどうかは常にグレーな世界が存在していたりもする。

繊維の世界では検査証でも偽装するとかが常習化していることもある。絶対に通らないような検査基準があってそれを通さないと、納品できない生地となるときに、正直にいるか偽装に手を染めるのか。正直に伝えて難しい話を店頭までもっていってもらってデメリット表示で解決するとかが正しい手法。


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