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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

熊本産アサリの解決方法

2022年02月10日

有明海のアサリの問題で、解決方法としては海外アサリの輸入業者として生き残るしかないだろうと言える。国の産地基準の海外産でもそれ以上に育てれば熊本産条件をクリアすればよいんじゃないかといわれているけども、1年も育てれば環境の違いから死んじゃうというような無理がある裏の話があって、熊本産で売るには難しい問題がある。ましてや、純粋な熊本産はもうほとんど取れない状態。

中国産で売ることが恥でもなんでもなくて正しいことで消費者に正しい事実を伝えることになる。中国産で販売し、中国産あさりを有明で1週間畜養しましたとかの説明で良いじゃないかと思う。日本の8割のシェアを誇った熊本経由の輸入アサリ、実態に近づけた説明を付けて、中国産として売ってゆくしかないだろう。今回は大規模すぎて30年分の偽装をどう弁済するのかも最終の販売業者も案が浮かばないだろう。

熊本のアサリ業者というのは相当儲かっていたようで、取れないからしかたなくやったみたいな話だけども、地道な努力とは反対に、熊本産の看板をつかって、輸入物をながしていたという実態はアウトだし、熊本県知事にしてもまだ純粋ものじゃない畜養をみとめている国産規定をなくしてくれとか、もう熊本の偽装の発信源になりそうな勢いの人で、中国産で正直に売るという考えなく熊本産をまだ謳いたがっている。熊本県知事からして、問題の本質が分かっていないんじゃないだろうか。国の基準もあったのに、どんどんと崩れて行って3日とか1週間しか畜養していなかったりで出荷しているのがばれて、また、まったく畜養もしていないものが熊本産となって市場のシェア8割。

私も、たまに回転ずしに行くと最初にアサリの赤出汁を頼む。たっぷりとアサリが入っていて豪華すぎて驚きなくらい。アサリをお店で買ってもそれなりに値段がするはずだ、そこには国産へのこだわりもなく冷凍ものでも構わない、看板のついていないアサリ。それでよいのだ。でも、消費者に価値を感じてもらいたくて看板を付けるなら、それなりに正しい看板でないといけないと思う。本物を取るのも畜養も難しいなら熊本産は駄目、中国産表記をちゃんとして、くまもんのキャラクターのパッケージにして売ればよいんじゃないか。くまもんのキャラクターを県が管理しているなら、その商標権で、熊本の業者を経由する輸入アサリの流通も管理できるだろうし。


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