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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

くら寿司

2022年04月29日

昨日は、大阪からお二人の4日間お疲れのくら寿司。これから地道に自分の仕事を立ち上げるとかの人と同じ観点でいつも仕事をしているのが私だったりして、一つのプロジェクトを行うときには林与にしても誰もが同じなんだということ。私自身が多くの方の応援を得られるのは普通を超えた仕事をしているからというところで、そこに多くの仕事をしているプロの方や、生地を使っていただく方が生地そのものよりも林与の覚悟みたいなものを評価くださることで成り立っている。

お越しくださった4日間もほとんど寝ていない状況で、普通の人の2倍3倍動いて、私自身が自分に厳しく作業をすることで次から次へとモノが生まれてゆく作業が進む。憧れとかそんなのじゃなくて、誰かがそういう厳しい現実を受け止めて動かないと、世界的に見ても日本の時間から時間のサラリーマン感覚がまったく通用しなくなってしまっていたりするのが普通で、そういうのを軽く超えていないと立っていくのが難しいのが日本の繊維の世界。

私自身は、4日くらいは20時間以上徹夜モードで動き回って立ち仕事で普通の人の3倍くらいの仕事なので、それは普通の職人の1か月くらいの仕事に相当するような仕事量だったりもする。それでいて重いものを背負ってはきたけども、これだけやっているのだから普通に仕事が続けて食べていけたらなあというような感覚で仕事で儲けようとする意識すらないのがプロの方でも怖いところじゃないのかと思う。

繊維の業界で何百億円の方がこられても繊維業界の基本の話から、この話を出すのは申し訳ないけども、学校で手織りを教えておられるすごく有名な方にでも縦繋ぎを教えたりするのが私だったりして、その成功しておられる方が真面目に私の言うとおりに縦繋ぎを覚えてくださっているのをみて、また器用であって吸収力もあって、織物の基本を教えられるだけの力をもっているのを感じたりもする。その瞬間に覚えて活かして行くような力が必要で、私が生きてゆく間に私の持っている繊維力みたいなものや、日本の繊維はすごいみたなものを日本のものづくりの超えた力で残して行きたいとは思う。

実際に仕事をするとなると、繊維業界に対しての憧れを受ける側の世界で、自分がどれだけ繊維業界に対する憧れを受け入れられるのかの力とか適応力とか柔軟性とか忍耐力が大事で、すなわち生み出して行くような力が大事。歴史や経験とかに頼るではなく、自分自身が動いて生み出して行くを大事にすれば良いのではないかと思うし、自分が生み出す力で食べてゆくことを考えると、自分に与えられた環境の中でどうやって物事を成り立たせてゆくのかが大事なんだろうと思う。


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