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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

2010年08月18日

先染の織物を作っていて、一番やっかいなのが色の問題です。色を与えられたところから選ぶのではなく、自分の頭の中に良いイメージの布の柄があって、その柄をつくるために色を合わせていく感じです。

ブランドのアパレルさんなども同じような流れでのものづくりをされる形になりますが、自分が思う色の色糸が売っているわけではありませんので、リネンの糸を染めるて一つ一つくみ上げていくところから始まります。ハンドメイドな皆さんも洗濯機で染められるような染料で布を染め上げられたこともあるかと思いますが、アパレル向けのリネンの染というのは非常に本格的な世界です。

というのもリネンは中まで色が染まりにくいので、科学染料を持ってしても中まで綺麗に染めることはなかなか難しいのです。この性質があるからこそ、リネンが昔からベッドシーツに使われたり、また、キッチンタオルなどに使われて、洗えば汚れが簡単に落ちるというリネンの清潔感を生み出しているといえます。


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