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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

糸の番手

2011年02月19日

糸の番手でよく使うのが、L25番手、L40番手、L60番手というあたりなのですが、これは麻番手といいます。1ポンドの重さで、300ヤードの何倍の長さがあるかという番手です。L25番手なら1ポンド(453.59g)で7500ヤード(約6858M)、L40番手なら1ポンド(453.59g)で12000ヤード(約10973M)、L60番手なら1ポンド(435.59g)で18000ヤード(約16459M)ということになります。

麻番が300ヤード(274.32M)を基準にするのに対し、綿番手は、840ヤード(768.1M)を基準にいたします。たとえば、C60番手なら1ポンド(453.39g)で50400ヤード(約46086M)あることになります。、麻番手は綿番手の2.8倍なので、麻の100番手が綿番の30番手くらいに相当します。

他に、毛番手というのもあります。これは、メートル番手とも呼ばれていて、1gで何メートルの長さがあるのかという番手です。リネン25番手は、NM15という表記で、1gで15Mあるということです。リネン40番手は、NM24という表記で、1gで26Mあるということで、リネン60番手は、NM36という表記で、1gで36Mあるということです。たとえば、L25番手の1ポンド(453.59g)で、300ヤードの25倍の7500ヤード(約6858M)を考えると、6858M÷453.59g=NM15.12と大体計算が合うことになります。

麻は麻番手、綿は綿番手、ウールは毛番手で表すのが普通で、本麻100番、リネン25番とかいえば、それぞれ麻番手での表現です。綿の場合、綿の60番手とか、綿のロクマル、綿の60/2(六十番手双糸、あるいは、ロクソウ)などと表現します。ウールは、1/48、ヨンパチウールなどと表現し、NM48と同じことです。シルクも毛番で表現します。

実は、メートル番手は、綿番手と麻番手の間の番手なのです。綿番手を1.6666倍すれば、メートル番手になり、メートル番手を1.6666倍すれば麻番手になります。リネン60番手というのは綿番手で21.4番手相当で、NM36なのです。綿番の24番手を1.666倍すればNM36で、NM36を1.666倍すれば、麻番の60番手なのです。

一つの表記にしたほうが効率が良いのだろうと思いますが、林与が考えるに、それぞれの表記が統一されることはないと思います。たとえば、麻の場合でも、よく使う麻番手は、麻番で、5、10、14、25、30、40、44、60、66、80、100です。綿でも、綿番手で、5、10、20、30、40、60、80、100あたりです。ウールの場合、毛番で、24、48、72などです。それぞれの標準的な糸が、麻の場合40番手、綿の場合も40番手、ウールの場合48です。それぞれの番手の50番手くらいというのが、普通の糸というイメージになるように番手表記が成り立ってて、100番手くらいが一番細い糸のような感覚です。人の感覚と連動した表記なんだと思います。伝統的な番手表記というのは人に優しいながらも慣れると一番自然です。

麻糸しか扱わないなら麻番手だけでよいのに、麻がらみの織物ということで綿糸も絹紡糸もウール糸も扱うこともあります。だから、いろいろとややこしくなっているだけなのですので、すべてを統一の番手表記にする意見や動きも多いのですが、何でも屋さんの世界じゃあないかと思うのです。


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