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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

レーヨン

2011年03月21日

明日から東京出発ですので、出機さんに確認に行ったり、染色準備、加工出しなど動きました。糸の染めに関しては、リネンレーヨンの素材を作るために、レーヨンを染めたのですが、そのグレーが演色性(光源によって色が変わる)があって、どの光源で色を合わせるかを染色工場のビーカー担当の方が確認してくださって、染めていただいたのですが、元の糸見本と比べると、太陽光の下では、こっちが赤く見えて、蛍光灯の下では、反対が赤く見えるという、最終アパレルさんで本番の生地が同じ色に見えるのかと判断に迷うところです。ビーカーで色を合わせようとしてもこんな状態ですので同じ色を作るというのは、なかなか大変なのです。

また、レーヨンの糸には、ブライト糸とダル糸があります。光沢のあるのがブライト糸で、光沢の少ないのがダル糸です。同じ色に染めても見た目が異なるのです。今回は、同じ色に近づけたい場合にはブライト糸を使わないといけないだろうということが、ビーカーテストで分かりました。

染屋さんというのはたくさんあるのですが、麻を染めるのは難しいので、麻の染めの得意な染屋さんに頼むのが良いだろうと考えています。麻の場合、表面だけが染まって中まで染まらないことも多いのです。その場合には、染めた糸がスカッと染まらずにややパステル調に見えるのです。


東京へは車で向かいますので体を休めて、出発前に車のガソリンを満タンにして、ゆとりをもって出発したいものだと思います。


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