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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

出荷

2011年03月25日

昨日は出荷ができませんでしたので、今日はまとめていろいろな出荷を行いました。先週に織りあがったブラックリネンデニムも加工に入り、ナチュラルな仕上げでの上がりを想定しています。

先日も東京に行ったときに、リネンは重いという言葉がデザイナーさんから出ました。それを聞いて、「あっ、良くご存知の方だなあ」と感じたのです。林与は、つねづね、リネンの生地を企画しているので、色柄や風合いだけでなく、目付や物性、コストなど各方面から考えるのです。リネンや麻というのは、薄くても重くてしっかりしているものなので、それをどう表現するかが難しいのです。

双糸などにして組織を入れて凝りすぎると、目付けが重くなりすぎて、若い人にしか着てもらえないものになり、高級なイメージを生み出すことが出来ないのです。年配の方に来ていて軽くて楽なのよ、といってもらえるくらいのものが、エレガントなゾーンではないかと思います。

糸というのは作るのは長さをベースにします。細い糸は同じ重さでも作るのに時間が掛かるので通常は長さに応じて値段が高くなるのです。100番手を超える辺りからは10番上がると2倍な感じで値段が上がるのがリネン糸の不思議です。番手が細いからといって、糸が必ずしも良いとは限りません。原料を上げながら紡績の限界に挑戦するので、細くなった分、織りにくい糸となるのです。

林与では、特殊なものを除いて細番手も糊付けで対応しますが、一般の機屋さんが70番手以上の細番手のリネンを織るときには水溶性ビニロンを巻かれて織られるケースが多いようです。織って加工を仕上げると、ほとんど区別はつきませんので、その辺りは、技術なのか、こだわりなのか、コストなのか、あるいは、ナチュラル志向なのかのチョイスだと考えます。

夜は彦根の縫製の会社で理事会がありました。


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