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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

染の問題

2011年03月29日

午前中に、議事録つくりなどをしました。その後、加工工場には織りあがったジャガードの反物を投入しました。加工工場からは、加工時の濃色での色落ちの問題の指摘がありましたので、その原因と根本的な解決方法を考えています。また、シルクリネンの生地で、横糸のラミー糸のスレン染料で染めた色が抜けるという問題が起こり、これも共通した問題ですので染色工場と取り組まねばなりません。

そういう色を避けて通れば大丈夫な問題なのですが、デザインの自由度と品質の安定性という面ではどうしても解決しておかないといけないといえます。最近のリネンというのは、特に濃い色において、中が染まりにくいという問題があります。麻の染を得意としておられる染色工場2社でカセ染めしていますがこれは同様の問題として認識しています。

リネンの糸というのはカセで染めると糸が、緩んだときに糸の撚りが少し緩むので、濃い色の糸の束にスターダストのような白いものが見えるのです。織ってしまうと糸が真っ直ぐに引っ張れているので、その白いのは認識できないのですが、リネン糸の染めを極められた方はやはりその問題を何十年も昔から認識されていて対応をされていました。

また、リネンの染めに関しましては、ペンキを塗ったように糸の表面だけが染まっているような染もあったりします。麻糸を染めるノウハウというのは染色工場によってまちまちだなあと思います。日本の染というのは検査基準が厳しいので世界でもトップクラスだとは思うのですが、それでも、染めの技術水準というのは一様ではないように思うことが多いのです。コストや設備などの要素が絡んできますので、最終どういうものを作るのかによって染めの品質も変わってくると思います。


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