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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

インド2日目

2011年11月07日

今日はインドの企業訪問の予定が変更で、午前中から市場調査になりました。調査内容に関しては報告書での発表となり詳しくはお話できないのですが、私自身は調査ということで麻のものに関しまして市場を注意して見て回りました。

セレクトシティモールとハウスカースビレッジ、夜には、グルガオンのモールを見て回りました。繊維に関する市場調査以外にも、インドの人々の行動というものをいろいろなところで体験できます。インドで100ルピーという紙幣は180円程度なのですが、100ルピーを使おうとしてもお釣りが出てこないお店が多いのです。これって、外資系の一流のホテルでも同じで100ルピーを10ルピーにフロントですら両替してくれないのです。

昨日の両替をした銀行でも、100ルピー未満は取り込んでしまうようで、チップに渡す10ルピーなんかを手に入れることが非常に難しいのです。どこに10ルピーが消えているのかを見つけた気になったのが、昼間、ハウスカースビレッジの人だかりのできている家族経営の売店が両替商をしているのを見たのです。500枚くらいの10ルピー紙幣に両替されていました。

市民生活では10ルピーが基本に使う紙幣となり、海外旅行者は、100ルピーや1000ルピーを使うような生活のようです。夜の入ったウォールマートのようなスーパーで、物価を注意してみていても、中国の都市なみにしっかりとした値段がついています。飲料で20ルピーから25ルピー程度のものが多いのです。一般の人が入らないホテルでは、それらの飲み物が10倍にあがります。

あと感じたのがレストランやホテル、お店などお客さんを相手する商売のところでは、たくさんの接客担当者がいるということで、小さな駅のキヨスクのような売店でも3人くらいいます。小さな市場の生地屋さんにも、お客さんはどのお店もゼロなのに10人くらいの人が働いています。

夕食で、莫大な人口に対する仕事をワークシェアで生み出しているというお話を聞きました。しかし、こういうのって経営者は大変だろうなあと思うのですが、昔の日本の経営と似ているのかもしれません。身内筋をたどって丁稚奉公にいくような感じではないかと思います。

移動するためにチャーターしたバスのドライバーさんも、公用語が英語といわれる国でありながらも英語が通じない部分があって、それが普通なんだということで、壁が多いのがインドで逆にそこにチャンスがあるのだと思います。


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