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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

インド3日目

2011年11月08日

今日は、企業訪問の一日です。調査内容の報告に触れることなどは詳細は書くことはできないのですが、日記的に今日の一日書かせていただきます。日系の検品工場、縫製工場、現地の縫製工場と3つを午前と午後に分けて、早朝より回りました。流れ作業で、一人の人が一つの工程ということです。インドで仕事をすること、インドの方に仕事をしてもらうことのイメージやインドでの経営の考え方というのが伝わってきました。塀の外側と内側では別世界という気がするのがインドです。

ホテルに戻ってからは、明日からの展示会の準備で展示会場に向かいます。今回の日程はゆっくりかと思いきや、移動に非常に時間が掛かるのであわただしく、日程をこなしていきます。会場準備は、各社ともハンガーを30点ほど持ち込むだけですので、30分ほどで済みました。ストールも数種類だけは飾れそうでもってきてよかったです。展示会場もそれほど広くはありませんので、来場された方の多くの方が目の前を通られることになるのではないかと思います。

グルガオンという街は畑を開拓した開拓地区で、ニューデリーの街から車で1時間、デリーの空港から30分の距離のところです。日本企業などもグルガオンでビジネスをする企業が多いとのこと。しかし、ホテルの窓から眺めても外は開発途上で、道から50Mくらいは近代化のための工事現場というところが多く、そこでは犬だけでなく豚や牛が放し飼いになっていたりでおおらかなものです。電気もないレンガやトタン作りの家に住んでいる人たちがいます。犬も日本の犬とは違って敵がいないせいでしょうか。人に愛想を振りまくこともなく、昼間でも地面で横になって脚を投げ出し寝ています。誰も犬に餌をあげることもないのでしょうか、犬はやせ細っているのがほとんどです。環境が変われば人も同じで、それが国民性を生み出すのだと思います。

私がインドですごいなあと思うのは、サリーです。インドの女性は控えめな感じがするのですが、衣装は存在感がありすぎる鮮烈な色彩のサリーです。赤とかオレンジとか、ファッションショーが街中で繰り広げられているようなものです。今回の展示会のハンガーも、リネンの世界でありながら極力見栄えする色使いのものをインドに提案しやすいかと考えたくさん選びました。荷物が重くなるといけないと考え、今回は近江上布を持ち込みませんでしたが、次回チャンスがあれば、近江上布柄の提案なども、サリーっぽいイメージのインドアパレル向けには日本のテキスタイルメーカーが提案するとすれば日本の提案ぽくって面白いのかとも思います。

今日は非常に暑くって、ホテルもエアコンを使う部屋が多いせいでしょうか、夕方に何度も電気が落ちて停電になっています。冬でもインドはそれほど暑いということで、日中も、ジャケットを着ていると汗がでてきて半袖のシャツに着替えたいくらいです。夜には、同じく展示会に参加されております輸出組合さんとの交流会がホテルのレストラン横の別室であり、この数日で感じたインドに関する疑問点などを質問させていただいたりしました。明日からの3日間の展示会に向けて日本のチームとしまして一つのまとまり作りの場になりました。


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