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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

インド5日目(展示会2日目)

2011年11月10日

今日は展示会場に行くとお昼まで展示会場にほとんどお客さんがありませんガラガラです。2日目のほうが多いと思っていたのに、その理由が判明しました。今日は、ターバンを巻いているシーク教の祭日だそうです。全体の2%といわれていますが国の祝日で学校も会社も休みだそうです。シーク教の人は、男性は頭にターバンを巻いています。インド人の象徴的な風貌をされているのですが、生まれてから死ぬまで髪の毛を切らずターバンで巻いているのです。インドの会場にお越しのアパレルのお客様というのは、ジャケットを羽織っておられずシャツのみでカジュアルで、アメリカっぽいカジュアルな文化が入り込んできているのを感じます。

今日はバックの壁に事務局が「PREMIUM TEXTILE」シールをつくってくれて、ジャパンブースがかなりよい感じになりました。午後から、調査事業の一環として、展示会場に隣接されたビルに居住するインドのアパレル輸出企業を6社ほど訪問いたしました。休日ということで、3分の1くらいのところしかやってませんでしたが、いろいろなお話を聞きかせていただきました。海外輸出向けに扱っておられる商品上代なども分かります。

夜には、ニューデリーのエンポリオモールの視察を行いました。海外のインターナショナル高級ブランドが入ったインド最高峰のショッピングゾーンです。海外ブランドのものというのはどこにでもあり珍しくないので、興味はインド国内ブランドを中心にお店を見て回りました。私自身はリネンに関する素材を中心にどのようなクラスのものが流れているのか見て回りました。デニムではカイハラさん、綿高密度では古橋さん、汎用的な綿織物では辰巳さん、合成繊維では東レさん、絹、レーヨン、意匠系は宮下さん、ウールは尾州から、長大さん、森さん、中伝さん、刺繍レース系では敦賀さん、プリントでは宇仁さん、と専門分野が多様に分かれていますので、何を見て回りなさいと指定などはありませんが、一緒に回っていても調査のために見て回る素材というものは分かれているのではないかと思います。展示会も、11社ですが日本企業の素材分野の強みをPRできるような多様性ではないでしょうか。商社系では、瀧定大阪さん、田村駒さんがブースを出されておりました。

今日は主催者から各企業に記念のトロフィーが届きました。各企業の名前も印刷されていて、こういうのはインドで展示会をした良い思い出になるのではないかと思います。私自身は、主催者がこういうことを考えるところにインドは余裕があるなあと思ったりします。レンタルの椅子も昨日は黒くって白いブースに不釣合いだったのが、今日は白い椅子に変わっておりました。裏で日本ブースを盛り上げようとインドの主催の方が動いてくださっている気がします。会場で、初日に写真を撮って回っていたプレスカメラマンが、1枚50ルピー(90円)で写真を売りに来ました。よい感じで撮れてたので買いました。私たちがやっていることは、外からみるとこんな感じに見えるのかと…。数日前のことなのに懐かしく思えるのが不思議です。

夜、エンポリオモールに行く途中で、バスの中からデリーの市場の風景を眺めました。観光用に作られているわけではないと思うのですが、活気があってすごく良い感じのインド情緒です。今回の旅行は観光目的ではないので、ホテルと市場調査的な部分がほとんどで出歩いていないのですが、庶民的な生活を味わうという意味では、そういう一般の人が買い物をする市場をうろうろとしてみたいものです。


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