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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

ジャパンクリエーションから戻って

2009年10月10日

東京を出発前に、渋谷のパルコパート1の2Fにオープンしましたスズキタカユキ氏のブランド「suzuki takayuki placed」に伺いました。ナチュラルトーンに統一された店内は、ナチュラルながらも高級感も兼ね備えるテイストで統一されています。店員さんともお話してじっくりと店内の商品を見せていただきました。驚いたのは、ハンガーに掛かっているものが、一つ一つ違う形なのです。200、300という数の商品があるのではないでしょうか?デザイナーさんのデザイン力というものを感じました。今の季節、麻やリネンは少なく、オーガニックコットン使いを墨で染めたものなどが目を引きました。渋谷で夕食を取ってから、滋賀へ帰郷しました。

今回のジャパンクリエーションを振り返ると、リネン素材を全面的に打ち出して出展したのがうちだけだったこともあり、リネン糸関係の方や麻業界の有名どころが弊社ブースまでたくさん脚を運んでくださりいました。ありがとうございます。リネン業界関係者にも林与が今回出展しましたリネンデニムは今までにないグレードのものとして注目で質問いただく方が多かったです。

初日と二日目は台風の影響もあったのですが、最終日にはうちのブースをめがけてきてくださる方がたくさんあり、リネンでも、特別なものを探しているという方が多かったです。ほとんどの方がヨーロッパなどの展示会、生地屋さんめぐりなどもされており目が肥えておられるのですが、ヨーロッパでもなかなか見つけることのできないリネン100番手超える超細番手クラスのものを林与のブースで見つけて、これはなんだろうと、じっくりと感触を味わってくださっている方が多くありがたかったです。秋冬展なのに、薄いリネンに注目が集まっているのは不思議でしたが、そのやわらかさが肌に優しくよいのかと思います。単にやわらかいだけでなく、リネンという素材のナチュラルなよさを残しながら糸番手を細くすることでやわらかいというようなタイプのものを求められているんだなあという印象です。

林与が、他様が提案することのできないクラスの良いものだと信じて取り組んでいることが、黙っていても商品を見て触ってもらえば普通のものとの違いを理解してもらえるようになってきています。リネンを提案されるお店や企画の方の目が、私の目と共通化してきたことに、今のリネンブームが量販系に流れる大手の安いものだけで終わらないという、本当のリネンブームの到来を感じます。2011SSに向けては、リネン100番手クラス先染でのブラウス地、シャツ地、またその製品の展開を考えています。リネン業界の世界的なトップクラスを提案する「林与」でありたいと考えております。

弊社ブースにお立ち寄りいただきました皆様には、お忙しい中本当にありがとうございました。今後も前向きに麻素材に取り組んで参りますのでよろしくお願いいたします。


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