for English speakers: Welcome to HayashiyoWelcome to Hayashiyo
リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

テックスワールド2日目

2012年02月14日

今日は、朝、電車が展示会の駅に止まるはずが止まらないことになったようで、展示会場の駅を乗り過ごし会場に予定より1時間ほど遅れて到着です。しかしながらも、今日のお客さんの出足はプルミエールビジョンが本日初日ということもあり、昨日よりも少ない感じなので大丈夫だという予測であせりません。

朝のうち、暇をもてあまして隣のブースの中国の出展企業の方が数社、話しに来てくれました。日本にも大手商社さん経由でたくさんのリネンテキスタイルを輸出しているようで、日本の織物企業には興味をもってくださっています。糸も扱っておられるところが多いので糸の情報もいろいろと手に入りました。

今回は礼儀正しい人が多いと思ってはいますが、それは、クローズドブースで来場者に礼儀を持たせるというような対応を積み重ねられてきた成果かなあとも思います。今回もトンでもな人もいて、自分ではさみを取り出して勝手にハンガーを切り出す3人組もありまして、この場でカットしては駄目といっても「なぜ?」と聞いてくる。そこまでひどいケースも珍しいですが…。そのレベルはもう話をしても無駄なレベルです。

パリの地下鉄などは無賃乗車などが横行しているものの、多すぎてそれをいちいち注意する人もいない状態ですが、それを見ても真似をせずに大半の人が切符を買っていることを考えると、個人の尊厳というものは、周りに流されずに自分自身で作らないと駄目だなあと思います。他人は他人、自分は自分というところがしっかりしている気がします。また、人種の多様性というものも感じます。北駅周辺では、半分くらいの人が黒人で、日本人がイメージするフランス人っぽい人というのは2割くらいでしょうか。文化が多様化すると、妥協妥協の中でものごとが進むものと思います。今日も高速鉄道が満員に近い状態で、ドアを閉めずに10mほど動き出しましたが、周りの人が声を上げただけで、ドアがしまって何のアナウンスもなくそのまま出発です。

午後からはJFWの川島さんが、のぞきに来てくださり、いろいろとヨーロッパのテキスタイル事情を教えてくださいました。プルミエールビジョンも今日は初日でありながらも、今年はヨーロッパの経済が悪いということで来場者の数が少ないとの情報。納得してもらわないと、高いものというのは簡単には動きませんので見てもらって感動をしてもらって少しづつファンになってもらう人を増やしていくことではないかと思います。他に流されると、他と同じになってしまうので、自分なりに理想的なものづくりのスタイルを続けることが一番大事だということを再確認しました。


ホーム | ショッピングカート 特定商取引法表示 | ご利用案内