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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

機密保持

2013年03月23日

技術的な機密を商モラルを持って保持することは、商いをする上では非常に大事なことで、そうしないと技術を育むことすらも出来ないのです。アイデアを形に変えて売れるようなところまで煮詰めていくことは、何度ものトライアルが必要で、それがモノづくりなのです。そういう部分は漏れないからものづくりは難しいのですが、そういうのを安易に漏らしちゃうタイプの方がいるとすべてが水の泡。本業として仕事されているのに漏らすことで人気者になられても困るのですがみたいなモノづくりの苦労を分かっておられない厳しさにも直面することも多いのです。

商モラルみたいなものがない時代で、人のものは自分のものみたいなケースも多いので、親方次第で産業というものも浅墓なものになりうるのを感じます。何十年の経験をもたれた親方が一般の雇われ人みたいな感覚のことをいわれ本当に実行されたら加速してその先代が厳しく教え込まれた技術も落ちていくものです。軽い話はあくまでも社交辞令でないと駄目なのですが、実践されてしまうと産業を背負ってやっていくという面では難しいなあと思います。

勝ち馬に乗るというような風見鶏的な商売スタイルも多いものです。結局は、親方というか経営者次第だなあとおもうのも代々な商売の秘訣だろうと思います。案外、業者さんは敏感でなくても、憧れをもつ消費者やそういう業種を支えようとする立場の人というのは敏感なもので、気持ちみたいなものがしっかりと流れとらんと年取って若い人にもメンタリティで劣るみたいなケースも本当に多いので他山の石にしたいと思います。


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