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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

台風

2016年08月16日

関東より北側に台風7号。8月後半になってようやくの本格的な本州上陸。水不足の関東にとっては恵みの雨となりそう。水というもののありがたさというものを実感するところである。

東京湾の河口付近の放射線濃度が驚くほど高い。福島原発から飛び散ったセシウムが川下まで流れてきて、河口付近に沈殿するからだという。遊泳できる浜辺は少ないと思うが、河口付近の砂浜で泳ぐというのは放射能汚染的にはよくないだろう。これからも何十年かは濃度は上がっていくことになるだろう。

東京の人は現実の原発の危険を見据えているので、電力の消費地でありながらもできるだけ遠いところに原発があってほしいというのが本音だろう。東京に限らず、日本全体で、全員がそう考えても不思議ではない。放射能汚染土を処分するのも、やはり、ぜんぜん原発と関係のない田舎。本来は、環境庁が守らねばならない田舎の環境が脅かされる。埋め立てに使うという計画もあるけども、東京ディズニーランドの液状化とか、地震大国日本であるという想定は当たり前に必要であろう。アメリカが直接処理をやっていて、濃度の高いまま地層に埋め込むという手法。地震大国日本でこれがどこまで通用するのかは微妙だが、薄めてばら撒くよりもまだリスクは低いのではないか。

安全というならオリンピック予定地に使えばわかりやすいが、安全だとは言っている本人たちも安全とは考えてはいないので、危険すぎるのは十分承知。国も、人命を守るために例外として遠洋投棄を国連にでも申し出ればよいと思うが、原発行政の面子がそれを許さないのだろう。愚策そのもので隠匿が伴う。一般の企業がこんなことやったら国から叩かれて犯罪企業として干されてしまうが、国が絡んでの悪事はさらなる利権を生んで国民に負担を背負わせ解決される。国が悪徳企業のような環境破壊やってはいけないと思うが、それが国の環境意識である。

諸悪の根源のように国民には処分の適正を厳しいほどに要求してきたアスベストも普通にばら撒かれるということもあれほどアスベストが危険だと喚起してきた国なら対応を考えないとならないはずだが、規模が大きすぎて逆にばら撒いてしまうしかないというのも、まことに不適切な対応であろうかと思える。アスベストは100年経とうが掘り返したら問題は再発だろう。小中学校では昔、子供が平気で扱っていた石綿、それほど危険性のないものを利権のために騒ぎ立てていたような気もするが。アスベストも100年埋めれば解決なら、何のためのアスベスト関連の法律であったのだろうと思える。

プルサーマル計画は事実上破綻したということも公にはされていないが、今も原発を動かせば、以前はプルサーマルに使うといっていた再処理核燃料だが、今は原発を動かせば使用済み核燃料はどうするのかという問題も原発の初歩的な問題だが、未解決な新たな問題と化している。日本が依頼していたイギリスでも再処理工場がストップとなり、使用済み核燃料の行き所すらない。


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