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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

何十年も変わらない

2016年09月23日

人が変わらなければ町の風景もほとんど何十年も変わらない。私の子供の頃と比べて、道路の側溝の上に道路が広がったりしたこと以外は、子供の頃にあった木が今も生えていたりすることがほとんど。20年、30年がほとんど時間が過ぎていないのと同じ。これというのは悪いことではないと思う。というのも田舎でも移り変わりの激しい8号線沿いなどは、全国チェーンの新しい店舗が生まれ新しいほうが勢いがあり、スクラップアンドビルト。

たとえば豊郷のストアー競争も激しく、地元スーパー丸善対Uストアー対決は丸善の勝ちで、Uストアーが閉店。Uストアー跡にピアゴが開店。丸善も平和堂の傘下に入って、競争色はなくなったものの、いついってもお客さんが少なかったピアゴが閉店。地元スーパー対全国チェーンスーパー対決。全国チェーンスーパーもこんな小さな田舎を的にしても仕方ないだろうと思うが、何百万点もの商品がお店に溢れていてもそれが回転していかない、どこのスーパーにいっても同じように大手メーカーのものが並んでいて普通の経営が基本。コンビニの何十倍も広さのあるスーパーでも、立地のよいコンビニのほうが一日のお客さんが多いのではと思えてしまう。スーパー対決やっているうちにコンビニがいつのまにか競争相手になってしまっているのだ。

スーパーの中に入っているいくつもの小さなお店。スーパー自体の集客力がなければその中にお店を持つことは自滅行為であろう。地元の勝ち組である平和堂の大津彦根米原などの駅前の上層階は、シャッター街を思わせる空き店舗となってしまっているところが多く、駅の中のコンビニがあれば駅前のお店にわざわざ行くという必要すらなくなってしまった。100円ショップがあれば、ほかの雑貨屋さんの存在が難しい状況。100円ショップもよくやっているなあと、逆に不思議に思える。お店というものの存在価値はあってしかるべきなのだろうが、普通に働いているだけでは成り立たせるのが難しいのが商業地でもない滋賀県という立地なのだろうと思える。

情報が動いて探さなくてもすべて手元で入る時代になった、地図、電車の時刻、商品の詳細。田舎でなんでこんなにたくさん家電メーカーができたのかなあと思うほどに、ジョーシン、K’sデンキ、ヤマダ電機などなど。店頭で買うよりもネットで買うほうが選択肢が多かったり、また安かったりと。実店舗で買うと店員の知識のなさなど経験することも多く、質問も時間の無駄でネットで調べたほうが確実だったり。本来は逆でないといけないと思うけど、そういう流れなのである。


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