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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

場所

2018年11月17日

物販の商売で一番大事なのは場所だろうなあと思う。コンビニが廃業したあとの建物に新たに別のコンビニが入っても成り立たせることは難しい。コンビニが廃業するような場所で、物販や集客の仕事はほぼ成り立たないの法則が私の中にはある。

今、ファストフード店が、営業時間を24時間から午後10時までとか午後12時までとかに切り替えている。本来、24時間で回すほうが、原材料費が非常に低いメニューなので、固定費用として掛かる場所代を浮かせるためには、よいのである。でも、次なる固定費用というのは人件費、夜中一人でワンオペできるとよいのだろうけど、ワンオペというのは基本禁止されているというか、間に1時間の休憩を挟むと、一人で朝までとかは無理で、2人必要となるから、お客さんが少なくても最低2人体制が必要。

田舎だとお客さんが1時間に数人ということもありうるから2人体制は成り立たず、10時までの営業とか12時までの営業に切り替えるところが多いのだろう。でもフランチャイズというのは酷で田舎であっても今まで24時間営業を課して来た。何時でも食インフラがあるという意味では田舎が便利になり人が増えるという要素にもなりうるが、マイナス経営だとそれを続けていること事態が将来を暗くする。

丸亀うどんが朝うどんをはじめたことがあって朝8時から、私は大喜びだったけど、1ヶ月で断念。私みたいに徹夜で働く人というのは田舎では少ない。朝8時にうどん屋が開いたところでうどんを食べに行くシチュエーションに無い人が多すぎるのである。固定費用を薄めようとして長時間営業にしてもメリットがない例で、断念したのは正しい判断だと思える。お客さんは1時間に2組くらいで、そこに2人から3人が店頭に立つメリットはなく、11時開店のほうが成り立ち安いだろう。

人を雇って経営をする場合には場所だけでなく時間も大事なのである。人を雇わずに経営の場合には、規模も小さくなるだろうから場所もそれほど大事ではなくなる。また時間も自由に設定しやすいから、深夜のみの営業でもよいだろうし、ピーク時だけの営業でもよいだろう。大企業経営のような普通を目指して小さいところが残れるはずもなく、大企業経営にできないことや逆をやらないと残れない。


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