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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

ETCの改善

2019年03月14日

ETCのバーが取り除かれテストが行われ始めている。ETCのカードの未挿入やETCの不具合でバーが開かないと、急停止することになる。これは、後続車がいて車間距離をとって止まる準備をしていれば事故につながらないが、閉じているバーは開くものと考えて走っていると追突事故につながる。ETC追突事故は、バーが開かないだけで事故が本当に起こりやすい。自分が開かないからと止まっても後ろのトラックが前の車は止まらないで自分も止まらないでETCを通ると思っていると、開かないで急ブレーキして停止するだけで、最悪死亡事故が起こる。ETCは本当に危ないメカニズムなのである。使っているものの責任で事故が起これば注意していないものが悪いという結論もあるだろうけど、死亡事故が起こりやすいメカニズムは、いくらルールで正しいと決めてこの人が悪いといっても結果が悪すぎる。

現に、首相が移動するときの警察官のSPの護衛付きの5台の車列が、ETCで5台の玉突き事故を何年か前に起こしている。警察官が運転していてもうっかりで事故は起こる。一般人だと責任を被せやすいけど、警察官でもうっかりで未挿入とかでETCが開かず、後ろの車も十分な車間距離を取れておらず、スピードも落とせておらず事故につながる一例。ETCのノンストップは、バーが開かないだけで重大事故の元なのである。

ETCレーンと通常のレーンの移動も短距離の間に行わねばならず、車を停止することすらが入り口出口では非常に危険なので動きながら判断を求められる。ETCには、命と引き換えの利便性的かつ収益性的な要素があり、私の中では安全性の面からは疑問符が付く。よほど事故が多いからETCのバーを取り除くことがようやく行われるようになったのだろうと思う。命を優先する考えで賛同する。利用者の性善性で成り立つとETCが動くなら逆に不正行為は減るのではないかと思うし、不正行為に対しては社会的に厳しい目を向けることもできると思う。利用者の性悪だという立場で収益性を求めてETCを導入するなら、ETCも安全性無視のあくどい部分があって、肯定できないところがあるし、事故が起こったときに危険なメカニズムのETCにも過失が存在するのではと思う。

死亡事故が多発しないと簡単に危ないと想定できても改善がなかなか難しいのは、人命尊重の意識や交通安全意識が本物なのかどうかと思う。安全を追求してバーを取り除いたETCを、不正にすり抜けるような行為は運転資格を取り上げてもよいんじゃないのかと思えたりもする。ETCのような自動感知装置は自動ドアが開かないことがあるのと同じで完璧ではない、人々の正しい心あってこそ成り立つものだと思う。イタリアやフランスの地下鉄の入り口も、正しくメカニズムが働かず、そういうときには機械はそんなものだと思って係員が対応できないなら無視して乗り越えることも必要。ETCでも後続車がある場合停止すると危険だと感じたら止まらない判断も必要で、バーがなくなればより安全に問題に対応できる。ETCの不具合は出口で対応してもらえばよい。


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