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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

マスク業界

2020年03月17日

マスクというのが大事な要素になってきているが、マスク不足。マスクというものが当たり前に手に入らないという問題があるが、そのほとんどが海外で生産されているという問題がある。びっくりすることだけども、有事に備えて国が備蓄したとしてもそれを国が国民に配るなんてことは考えていない想定から始まるから、日本の国というのもおかしなものが取り仕切っている話なのである。批判が高まってようやく少し備蓄分を崩したあたりだが、政治や行政は本当に誠意のない人間の集まりになってしまって、自分たちのことばかりしか考えられないものが国のことを考えることができるのだろうかと思う。

マスク業界もフルに生産をしていても、このピークが過ぎればマスクはあまり一番の不況業種になることが見えている。今いる人員で対応するのが一番良い方法で、人を雇ってまで対応するとあとあといろんな労働関係の雇用問題につながり、それを避けるために無理をすると倒産ということもありえるので、いくら政府がいまマスクが必要といっても普通に生産している2倍とか3倍くらいが限度だろうと思える。どう考えても無理だろうことを、ボンクラなのか、国内で月産1億枚つくるとか、マスク業界だけでなく、マスクの材料の業界も人は切り詰めて対応しているし、人員を増やさない限りは、今まで鬼のように叩いてきた過労死問題につながる。国内で生産して何億枚というのはどう考えても難しい話なのである。

麻業界も、1970年代に空前の麻ブームがあったけども、当時でも生産のキャパというものは限られていて原材料にしても手に入らなくなった。その時代というのは忙しかったとは思うけども、今のような厳しさは全くなく作れば売れる時代。その時代を経験した人というのは逆にものづくりの仕事感覚がずれてしまって、仕事があるのが当たり前のような錯覚をもっておられるケースが多いのだが、つくれば売れる時代が過ぎるとやらないといけないことは逆に増えるのだがそれはなかなか難しい話で、勘違いしてしまうと本業までもが傾くことは多いのである。一人が100枚も備蓄するようになれば、マスク業界も安定するだろうとは思う。

日本でそれほど流行らないのは、政府がマスクは不要とか流しても、人々はマスクをつけることが正しいと思うような正しい意識があるからだと思う。どうしてもマスクをつけさせたくない医者もいるようだが、その医者たちが感染者を目の前にして自分もマスクを一切付けないなら良いけども自分たちは完全防御で感染から身を守るタイプの人だよ。原発が爆発したときにも一般市民は、メルトダウンも隠されて無防備状態で、自衛隊員はフルアーマーで一般市民の被ばくに対応。似たようなもんだよ。


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