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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

DENさん

2020年10月14日

反物を届けるために2か3年ぶりに長浜のDENさんのお店を訪れた。平日とコロナの影響で、観光客の方というのは少なめ。ゼロというわけではないけども少ないなあと思う。DENさんは、東京の百貨店イベントなどにも出かけられてオーダー受注をもっておられるので生産のほう忙しくされているようである。

アパレル関係はどこもが良くない話が多いがそういう良い話を聞けたのがよかった。でも、一着一着服をお店の中でつくっておられるので簡単な仕事じゃない世界。スタッフの女の子も初めてDENさんを訪れたので、裏の庭も見せてもらった。いろんな食べられそう系の草木が植えられていた、オリーブ、レモン、サクランボ、唐辛子、アボカドなど。
裏庭を見たのは良かったが腕を蚊に刺されてかゆい状態で、そのあと黒壁スクエアを軽く見て回って、最後大通寺を見て、帰路についた。

お店商売というのは、コロナ禍では大変だなあと思えるばかり、普通にお店を開いているだけでは、平日は観光のお客さんは少な目なので特にたいへんだろうなあと思える。数年前と比べると空き店舗をいくつか見かけるようになった気がする。

レストアされた町屋風のたたずまいのお店も雰囲気があってよいとは思うが、私的には普通の商店街の普通の八百屋さんみたいな昭和風の古びたお店が今も普通にやっているのとかが一番好きだったりする。小さく存在するならそういうのが大きなスーパーの食料品売り場と同じじゃなく対照的でよいと思えたりする。問題は、コンビニとは違って、常連さんが普通なので、一見さんのお客さんが入りにくいあたりだろう。自分が使わないとしてもそういう絵になるお店が残っていてほしいなあと思ったりする。

海外なんかに行っても観光地よりは、現地の人が食べる食堂的な場所が好きで、そういうところの庶民的な味が好きだったりする。食べて口に合わないこともあるけども、そういう味覚の違いなんかも新鮮で、味わってみたい気がするのである。

黒壁スクウェアにあるおみやげ物屋さんで、帆布を織る用のシャトルの管に興味を持った。なんでたくさん小さな穴が開いているんだろうと。私がなんでだろうと考えていると、スタッフの女の子が管が回っても光が通って感光フィーラーが検知できるようにと正しい答えをすっと言ったので、それだ、スタッフの子は自分のやってる仕事のことよくわかっているなあと。この前も丹後の八丁撚糸機を見た時に、水滴が全部の管に落ちていないのに気が付いて、その水滴が管が回るときに他の管にも飛び散って問題がないんだということも気が付いて偉いもんだなあと思った。


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