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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

タータン初日

2020年12月12日

今日は、丹波篠山から渋谷さんがお越しいただき、タータンチェックの整経の準備作業。朝から経糸の2配色分の小割するカウント数などを計算した後に、もくもくと糸を分割する作業を行ってもらって、夕方までに最初のひと縦分を建て終わって、前まで引っ張って、初日終了。

整経は明日から巻き始めるが、それぞれ50mくらいづつで大柄なので、それほど時間はかからないから、明日の昼過ぎには2本整経が終わりそうな予定。クリエイターやプロモーターに、土曜日曜はなく、逆に土曜日曜だと時間があって動きやすい。

林与の得意の一つが先染めのチェック柄なのだけども、チェック柄というのは手間が掛かる=高コストなので、本麻やリネン100%の総先染めは珍しい部類に入る。特に縦にリネンを張って織ることが糊付けが必要だったり案外難しいのと、小ロットの生産が難しいので、渋谷さん自ら整経の現場で作業してもらい、一石何鳥もの話なんじゃないかと思う。自分の企画を自分で作業してつくるとか、作る現場も見えるし、また、伝達ミスなど失敗も少なくなるし、自分さえ動けば何柄でもつくることができる。

タータンチェックは本来はウールの2/2の綾織なのだが、リネン好きの渋谷さんらしい発想で、リネンで平織でタータンチェック風の配色。今回は、再度、各色の調整を行い丹波篠山の色で柄つくり。リネンの先染めの深い色合いが目を引き、印象に残るだろうと思う。

生地としても販売をされる予定ですので、来年1月末までくらいの生地の完成になるかと思いますが、ササタンの渋谷さんまでお問い合わせください。


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