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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

綿の糸商さん

2021年05月16日

先代のころに綿の糸の仕入れ先の一つだった岐阜の糸商さんからはがきが届いて、昨今の事情でこの6月末で廃業するという連絡をいただいた。この10年くらいはお取引がなかったので、最後の詳しいお話を聞くこともできなかったけども、コロナで取引先が困難になられたとか、困難な状況が多く、糸商を続けていくことが難しくなられたのだろうと想像する。

普通だと、高齢であることや跡継ぎがないことが廃業の理由になったりもするが、細かい事情が掛かれずに仕方なく廃業ということで、このコロナ禍の繊維不況に起因する廃業に思う。

テキスタイルマルシェ企業さんの多くも、常に種を蒔いておられるような企業さんばかりなのに、今のコロナの影響で1年前は大丈夫でも、2年目の今は、今までにないほどの厳しいなあと思うような状況。仕事があるのが当り前だった繊維関連の企業さんにとってはまったく先行きが見えない致命的な状況だろうと思う。2か月後に迫ったオリンピックも中止の可能性も高く、やっても問題が山積みで、中止なら遅くなれば遅くなるほどダメージは大きくなる、早めの判断が求められたろうと思う。上層部は、コロナと戦って勝とうと考えているが、国民は犠牲を被るばかりで、負けを認めてコロナ対策するとかがよいんじゃないだろうか。

国民のことを考えない人たちが、国をボロボロにするならボロボロにしてもよいだろうけど、結果に対しての責任をとってほしいものだが、国会議員を辞職したとか笑える程度の責任感で、それは一般の人の普通の苦労もしらない程度の責任感。今の小中学生のほうが厳しいモラル。


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