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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

寒くなってきて

2021年12月16日

やっぱり今年ももうすぐ雪が降るのかなあという感じの寒さ。雪が降るということは悪いことばかりでもなく、雪や寒さ対策のために必要なものがでてくるので、ある意味、イベントがあるのと同じ効果が起こっているようなところもある。どんどんと温暖化は進んでいるの感じがするのが雪が降らなくなったことから感じるが、昔のように雪が降るということは温暖化が進行していないということで地球にとっては良いことなのだ、と捉えることもできる。

近江湖東地域も、30年ほど前までは冬は雪に包まれたのが普通。寒いだけでなく、子供のころは剣道をしていたので、雪の降る中剣道の練習に通って、夜の体育館で練習していた。剣道少年たちは今もそんな感じだろうから、いくら大人が寒いといっても温かく着こんで寒いと言っているのだから、子供たちには敵わないなあと思う。小学1年生とかが、寒空の中、毎朝学校まで歩いていくのも、車でしか移動しない私からすると、子どもは大変だなあ、と思う。学校の授業にしても覚えないといけないことが多いし、大人になると覚えることも必要なくなって紙に書けば良くそれを必要な時に確認すればよいだけになる。人というのはどんどんと楽を求めることでだんだんとできなくなってゆくんだろうと思う。

今日は、夕方に染工場の方が糸を持ってきてくださって、時期も時期だけにかなり仕事が増えて来たそうで良い話ではある。アパレル業界もこの2年沈み切ってはいたけどももどりそうな兆候だろうか。戻るとしても、違う形で、ベーシックなところから戻るんだろうなあと思う。コロナ前も、高級アパレルは海外の爆買いみたいな需要だったが、まだ外国人観光客が日本に入ってこれるような状況でもないし、東京都の地価にしても東京オリンピックも終わった。高級アパレル向けの素材への需要が戻るのはまだ先の話だろう。

本来だと2年も完全にお手上げだと企業というものは人を抱えているのでつぶれてしまうのだけど、コロナ禍においては雇用調整給付金というものがあることで繊維業界を含むの多くの雇用が守られて来た。雇用調整給付金はまだ続いているようではあるけども、それがなくなった時には1年を通じての仕事がコロナ以前に戻っていないと、多くの雇用が支えられなくなり労働集約型の繊維産業というのは本当の不況を経験することになる。コロナ前にすでに大手のアパレルもリストラを行ってきた、店舗の閉鎖なども伴っているので、一つのブランドの規模というのは半分になったところも珍しくはない。

展示会などもウェブ形式が増えてきて最近届いた展示会の案内もウェブ形式の展示会。日本でのコロナは落ち着いているけども、世界ベースではヨーロッパ、アメリカ、アフリカは、危険な状況である。武漢のコロナのときにすでに分かっていたコロナの危険性のようなものが、半年とか1年とか立ってから、マスクは必要だとか、コロナは空気感染だとか、対策が行われる。日本でも2年前の2月にヨーロッパの展示会から戻って来た方からのコロナ感染が初期の日本人のコロナ感染の一つだった。国際的な交流の場が大きな拡散の場になってしまった。


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