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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

先染織物

2022年01月16日

昨日1月の半ばに加工工場の社長さんの年が明けて初めてお話をさせていただいた、私自身もう年が明けてからかなりたっているので新年のご挨拶もどうなのかなあと心配していたけども、加工工場の社長さんは私と話すのが今年は初めてだということも覚えていてくださって新年のご挨拶くださりありがたいなあと思う。忙しくされている話を方々から聞いてはいるので、急ぎの加工の案件を頼めるのかの相談をさせていただいた。

丁寧すぎる加工の一つで通常時でも2週間ほど掛かってしまう加工なので今の生産時期の投入で加工工場さんにとって無理すぎないか心配しながらの相談。先染めは比較的空いているという話をおっしゃっておられて、林与の実感と、染工場さんの実感と、加工工場さんの実感が整合。糸商さんの話も同じように整合していて、この春夏物に向けては先染の企画というのはあまり進行がされておらず、今の生産期にも先染めの仕事が業界を通じて忙しいということはないようである。

林与も、アパレル向けの加工の必要な先染めの織物は来春向けはマーク数も少なく小物や資材系の需要がメインの仕事となっている。特に高級アパレル向けは外に出ていく機会が少なくなっているコロナ禍においては難しいところ、高級アパレルの受注も売り場ではお得意さまに対しての対面的な商売が主体なので、そういうのも今はまだ難しいような状況。高級アパレルブランドにとっては、基本、百貨店のバイヤーさんがお客さんのようなもので、委託販売数などが決まるが、百貨店のバイヤーさんもコロナの先行きが見えない状況で、勢いを持っての企画は難しいだろうし、インバウンドが消えてしまっている状況では、海外のお客さんの需要も見込めない。

今の状況で先染めのアパレル向け素材を企画するというのはなかなか難しい状況だろう。コロナもまた弱毒化はしているけども、異常なほどに感染は拡大傾向にあって、90%以上の人が感染するような可能性もある。弱毒化しているものの今まで以上にコロナが原因での重傷者や死亡者なども増えるという予測がほとんどで、ワクチンも感染予防対策としては効きにくいという体力のない高齢者の方々は特に感染に要注意だろう。ワクチンが重症化を防ぐ効果があるが、ワクチンを打って自由行動の国が世界的にコロナ感染が爆発しているという皮肉な状況。


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