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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

アパレル

2022年04月24日

今日は大阪からパターンナーの友人の方が見えられて、手織りを新事業としてされているのでそのお話を聞いたりした。いろいろと手広く手織り関係も行われていて、糸をつむいだり染色したりといろいろとご自身で展開されるために学んで準備されている。小規模に物事をやるときには自分自身でなるべくいろんなことをすることが大事だなあと思ったりする。サンプルつくりも業者に頼んでやったりすると個人のお客さんがお店で商品を買う以上にサンプルコストは掛かってくる。自分自身で好きな色を染めてみたいなことができるとイメージ通りの最終的なものづくりがしやすくなる。

アパレルの仕事のほうは、やはりコロナで落ち込んでしまっているというような私と同じような認識があって、そういう時間があるときにこそうまく補助金などを活用して新しいことを伸ばしておくとそれが後々、本業の仕事にも生きてくるんじゃあないだろうかと思う。

私も、2008年ころのデフレで高級アパレル向け素材の値段が崩れてしまったときに、先染織物を得意としていたのに、染めてないいろんな番手のリネン糸をシャトル織機で織ってみるプロジェクトを行ったりした。そういうのが今は生きていて、リネン3番手とか5番手から150番手までを織れたりするんで、織物のカバー範囲はアパレルだけでなく、小物や雑貨系なども得意分野となった。シャトル織機でおるだけでなく、シャトルの管に糸を巻くなどもそれなりに一苦労したりするので、数メートル織るのもたやすいことではないけども、いろんな種類の織物が生まれるような体制を持てていることがすごく大事だったりする。

設備があるからというよりも自分がそういうものを活かすために動く必要があるので最後は自分自身がやっていくということが出来るかできないかというあたりが大事なんだろうと思う。織るだけでなく、小ロットでのサンプルや小ロットの生産なんかができないと実用できな幅の広いモノづくりにはつながらないので、そのあたりもどうやって解決してゆくのかとかが大事だったりする。


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