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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

上海の復興

2022年05月18日

上海という場所は国際商業都市であり国際観光都市であったが、上海の観光都市や商業都市としての魅力を捨ててまでロックダウンを1か月近く行ったのは、国家としても相当の覚悟が必要でありそこまでの徹底したことを行うから中国というのはすごいなあと思えるところがある。なまはんかなことではコロナは抑え込めないという現実はあって、自制を求めるだけではコロナの蔓延を止めることはできないだろう。

中国というのは世界的に見てコロナからの復活が早かったとされて内需の回復も早かったと聞いていただけに、そういうのをすべて捨てての今回のロックダウンで、まったく逆の事態に陥ってしまった。上海のロックダウンの影響というのは世界にも及んで、上海港といえば中国で最大といってもよいほどの輸出輸入港、港の機能も働かなくなる。日本にも影響は及んできて中国製の部品などが手に入らないとか。

あんまり上海のロックダウンのことが日本には情報が入ってこないので、現地では食べるものを入手するのも難しい大変な状況だったりとか、2か月に渡る家からほとんど外にでることが許されないロックダウンで現地の人々は疲れ切っている。徹底をしておかないと蔓延してしまえば、大規模なコロナ隔離など
中国の過去の経験からすると、経済を捨てても徹底してコロナを封じることに意味はあるのだと思う。

コロナ前に上海の一等地でお店をやっておられた方も、移転されたりして仕事を続けておられるが、結果的には正解だった形である。言っておられたことに売り上げの20何日分かが、お店の家賃に消えていくといわれていた。ものごとが成り立ちにくいと判断したときには、商売スタイルを変えて続けていくということも方法の一つだろう。


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