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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

ガス欠

2022年12月08日

今日は、午後から急に近江八幡に引き取りに行くものがあって、軽トラに乗って飛び出したのだけど、ガソリンが無くてギリギリ行けるだろうと思って引き渡し場所に向かったのだけども、大きな勘違いで、町名を間違えてしまってたどり着いたつもりが、別の町。うろうろ回るも相手と話がかみ合わない、それで再度住所を確認すると、町名が違った。まだ、距離がある。それで、これじゃあ帰れなくなるから今日は引き取りを諦めるかとおもったけども、近江八幡には繊維関係の知り合いがあるので、そこで、帰りに1000円貸してもらうことにした。

その知り合いの方も私と同年代で、繊維関係でいろいろとやられていて、新しい試みなんかは似たようなところがあって、最近、刺しゅう機を入れられたということで、それも一度話をお聞きしたかったので、お邪魔するといろんなことも乗り越えながら前向きに動いておられて、器用で甲斐性のある方だなあと思う。裁断や縫製などもやられているので、幅広い分野を手掛けておられる。

その方は、偶然、別の関係で知り合ったのだが、私の中学の時の同級生の友達の高校のときの同級生ということで、繊維の地元の同世代、みんな苦労しとるところあるなあと思える。けども同世代と話をしていると前向きに物事を考えていて、ひと世代前のようなどうでもよいみたいな感覚じゃなかったりで、儲かるからやっているというよりも、一つ前の世代の問題を背負って片付けながら自分たちの新しい分野に挑戦みたいな。

今日も、お邪魔したときには、社長自らがミシンを踏んでおられた。だからこの会社は強いなあと思えたりもする。一つの作業というのが従業員だとなかなか難しいことが多いけども、社長というのは一つの工程の専門でなくても従業員なみくらいには会社のなかの全行程の作業ができないと新しいものも作っていくことは難しかったりもするだろう。日本企業らしいと言えば日本企業らしく、アメリカ企業でも中国企業でも経営者が作業するなんて言うのはありえないみたいなところがあって、でも日本企業というのはそれで良いと思う。それが特徴でものづくりに長けていたのだから。

技術だけでなく、ものづくりの感覚みたいなものも大事で、いろんなブランドさんの仕事を受けたりしていると、相手の作りたいものを受けるというのは自分が作りたいものを相手に頼む以上に能力が必要だったりもする場合が多い。相手は十分に考えてから話を持ち掛けてくるのだけども、受ける側というんは電話でなんの準備もなく話を聞いて理解して、どういう問題があったり、どういう工程が一番理想的なのかを答えないと行けなかったり。そして話が流れるケースも半分以上だったりして、技術的にできたとしても相手のコスト的に難しいとかが多かったりもするので、受ける側もものづくりの技術的な琴よりも相手の想定価格みたいなものを最初に教えてもらわないとそしてそれが合わないといくら話を進めても最後難しい話になる。


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